各予備校には、様々な社労士試験の講座がありますよね?

その中で、合格に必要なものは何でしょうか?

本当にフルパックの講座が必要なのでしょうか?

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残念ながら、数ある講座の中には、あまり必要ない、
あるいは手を出さない方が良いと思える講座もあります。

1.年金講座

特に初学者の方は、年金に対する苦手意識が強いため、
予備校にとって、年金講座は「集客の見込めるキラーコンテンツ」です。

しかし、社労士試験は「年金だけが出題される訳ではありません」。

また、確かに年金科目をマスターするためには時間がかかりますが、
隅々まで年金が分かっていなくても、ある程度の点は取れます。

それは年金科目であっても、所詮は、
規定ごとに大体決まった論点から出題される」からです。

また、年金が苦手な方ほど、より複雑なことに考えを巡らせます。

くれぐれも、年金相談のような複雑な事例が出題される訳でもなければ、
横断的な知識が問われる訳でもないことを認識し直しましょう。

また、年金講座は、「直前期に開講」されるため、
その時点から新たな教材を消化できるかどうかは、やや疑問が残ります。

目の前のテキストをしっかり読み込む方が重要ではないでしょうか?

どの予備校であっても「基本テキスト」には最も力を入れています。

つまり、最も理解しやすく作られているのは「基本テキスト」なのです。


2.上級講座

このフレーズには、非常に違和感を感じます。

社労士試験には、「上級も中級ない」と思うのですが・・・

7割の得点で合格しても、9割の得点で合格しても、
貰えるバッジの色も、扱える業務も何ら変わりはないのです。

この試験は「基本事項を確実に仕上げること」が最も重要です。

もちろん、基本をしっかりマスターした上で、より合格を確実なものとしたい!
という方は「上級講座」を選択する価値はあると思います。

しかし、基本が危うい状態で、よりハイレベルな講座を受けたとしても、
それは「ガタガタの基礎の上に、家を建てるようなもの」です。

これでは、いつまでも「基準点割れ」に足元をすくわれることになります。

基準点割れを回避するためには、
他人が失点しないテーマでは、絶対に自分も失点しないこと」が重要です。


長くなったので、明日に続きます。

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~本日の論トレ(論点トレーニング)~

以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!

<平成21年度 雇用保険法 第8問E>

継続事業の一括の認可があったときは、当該二以上の事業に使用される
すべての労働者が指定事業に使用される労働者とみなされ、指定事業以外
の事業の保険関係は消滅する。この場合、保険関係消滅申請書を提出する
ことにより、労働保険料の確定精算の手続はすべて終了する。

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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!

では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。

継続事業の一括の認可があったときは、当該二以上の事業に使用される
すべての労働者が指定事業に使用される労働者とみなされ、指定事業以外
の事業の保険関係は消滅する。この場合、保険関係消滅申請書を提出する
ことにより、労働保険料の確定精算の手続はすべて終了する


継続事業の一括の認可が行われると、指定事業以外の事業については
保険関係が消滅します。この際、特に申請を行う必要はありませんが、
確定保険料の申告・納付は行わなければなりません。

つまり、通常の保険関係の消滅手続きと何ら変わりがないわけです。

なお、本肢に掲げる「保険関係消滅申請書」とは、暫定任意適用事業の
保険関係を任意に消滅させる場合に用いる申請書です。


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