いわゆる「アウトプット学習(※)」は何故必要なのでしょうか?
(※)過去問学習や答案練習などの問題を解く作業
中には、過去問を解かずに本試験に臨もうとする方もいらっしゃいますし、
必要性は感じていても、目的が漠然としている方もいらっしゃいます。
そこで今日は、合格するためには決して避けては通れない、
アウトプット学習の「目的」について考えてみたいと思います。
これを意識しておくことで、アウトプット学習の効率も変わるはずです。
・
・
・
アウトプット学習には、大きく分けて3つの目的があると考えます。
1)問われ方や引っ掛けパターンを知る
野球に例えるなら、インプットは素振りや基本的な体力作りに相当します。
しかし、これだけではヒットを打つことはできません。
結局、相手の癖や、実際に打つ感覚を知らなければ対応できないからです。
これを知るのがアウトプット学習です。
つまり、インプットでいくら知識を身につけても、その知識が「どう問われるのか」を
知らない限り、問題は解けないということです(特に、択一式)。
また、「択一式試験」というものは、ある程度、作問手法が限定されており、
科目を問わず「共通の作問手法」が存在します。
(更にいえば、他の資格試験においても同様です。)
(つまり、試験慣れしている人は有利だということです。)
この作問手法を知っておくことが、合格には欠かせません。
これについては、当ブログにて情報提供を行って参ります。
2)テーマ毎の定番論点を知る
社労士試験の択一式は、「規定を正しく理解しているかを問う」
というのが試験の目的です。
しかし、科目によっても程度の差はありますが、社労士試験では、
同じような「論点」が、問われ方を変えつつ繰り返し出題されています。
要するに、出題が非常に偏っているということです。
「テーマ単位」はもちろん、「論点単位」でもかなり偏っているのです。
つまり、「定番の論点」を知ることで、点数の向上と安定化が望めます。
また、テーマ毎の定番論点を知っておけば、選択肢を読む際にも、
確認すべきポイントおおよそ分かるため、問題を解く速度も向上します。
3)時間感覚を養う
いくら知識や問題を解く力があったとしても、正誤判断にかなりの時間を
要していては、試験時間内に全ての問題を解くことができません。
選択式試験は時間に余裕がありますが、択一式は試験は3時間30分で、
70問(350肢)を解く必要があり、時間的な余裕が多くありません。
もちろん、設問によって難易度や文章の長さは異なりますが、
ある程度の「処理速度」を身につけなれば合格はできないのです。
なお、初めから時間を計って問題を解く必要はありません。
アウトプットの初期段階は、1)や2)を意識しつつ、1肢ずつ丁寧に、
根拠を明確にしながら時間をかけて取り組みましょう。
しかし、模擬試験に望む時期には、時間を意識しなければなりません。
徐々にスピードアップを図っていきましょう。
---------------------------------------------------------------------
~本日の論トレ(論点トレーニング)~
以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!
<平成21年度 雇用保険法 第6問C>
受講開始時に適用事業Aで一般被保険者として雇用されている者が、その前
に適用事業Bで一般被保険者として雇用されていた場合、Bの離職後に基本
手当を受給したことがあれば、教育訓練給付金の支給要件期間の算定に当た
って、Bにおける雇用期間は通算されない。
・
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・
・
誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!
では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。
受講開始時に適用事業Aで一般被保険者として雇用されている者が、その前
に適用事業Bで一般被保険者として雇用されていた場合、Bの離職後に基本
手当を受給したことがあれば、教育訓練給付金の支給要件期間の算定に当た
って、Bにおける雇用期間は通算されない。
基本手当を受けた場合であっても、教育訓練給付金の支給要件を判断する
ための「支給要件期間」には影響を与えません。
つまり、本肢の場合には、適用事業Bにおいて一般被保険者であった期間
を通算することができます。
これが「算定基礎期間」ではなく、「支給要件期間」と言う所以でもあります。
なお、通算できる期間は、資格喪失と資格取得までの間が「1年以内」で
あるものに限られる点と、過去に支給対象となった期間は通算できない点
にも注意しましょう。
択一式の点数が伸び悩んでいる方はコチラ!
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(※)過去問学習や答案練習などの問題を解く作業
中には、過去問を解かずに本試験に臨もうとする方もいらっしゃいますし、
必要性は感じていても、目的が漠然としている方もいらっしゃいます。
そこで今日は、合格するためには決して避けては通れない、
アウトプット学習の「目的」について考えてみたいと思います。
これを意識しておくことで、アウトプット学習の効率も変わるはずです。
・
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アウトプット学習には、大きく分けて3つの目的があると考えます。
1)問われ方や引っ掛けパターンを知る
野球に例えるなら、インプットは素振りや基本的な体力作りに相当します。
しかし、これだけではヒットを打つことはできません。
結局、相手の癖や、実際に打つ感覚を知らなければ対応できないからです。
これを知るのがアウトプット学習です。
つまり、インプットでいくら知識を身につけても、その知識が「どう問われるのか」を
知らない限り、問題は解けないということです(特に、択一式)。
また、「択一式試験」というものは、ある程度、作問手法が限定されており、
科目を問わず「共通の作問手法」が存在します。
(更にいえば、他の資格試験においても同様です。)
(つまり、試験慣れしている人は有利だということです。)
この作問手法を知っておくことが、合格には欠かせません。
これについては、当ブログにて情報提供を行って参ります。
2)テーマ毎の定番論点を知る
社労士試験の択一式は、「規定を正しく理解しているかを問う」
というのが試験の目的です。
しかし、科目によっても程度の差はありますが、社労士試験では、
同じような「論点」が、問われ方を変えつつ繰り返し出題されています。
要するに、出題が非常に偏っているということです。
「テーマ単位」はもちろん、「論点単位」でもかなり偏っているのです。
つまり、「定番の論点」を知ることで、点数の向上と安定化が望めます。
また、テーマ毎の定番論点を知っておけば、選択肢を読む際にも、
確認すべきポイントおおよそ分かるため、問題を解く速度も向上します。
3)時間感覚を養う
いくら知識や問題を解く力があったとしても、正誤判断にかなりの時間を
要していては、試験時間内に全ての問題を解くことができません。
選択式試験は時間に余裕がありますが、択一式は試験は3時間30分で、
70問(350肢)を解く必要があり、時間的な余裕が多くありません。
もちろん、設問によって難易度や文章の長さは異なりますが、
ある程度の「処理速度」を身につけなれば合格はできないのです。
なお、初めから時間を計って問題を解く必要はありません。
アウトプットの初期段階は、1)や2)を意識しつつ、1肢ずつ丁寧に、
根拠を明確にしながら時間をかけて取り組みましょう。
しかし、模擬試験に望む時期には、時間を意識しなければなりません。
徐々にスピードアップを図っていきましょう。
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~本日の論トレ(論点トレーニング)~
以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!
<平成21年度 雇用保険法 第6問C>
受講開始時に適用事業Aで一般被保険者として雇用されている者が、その前
に適用事業Bで一般被保険者として雇用されていた場合、Bの離職後に基本
手当を受給したことがあれば、教育訓練給付金の支給要件期間の算定に当た
って、Bにおける雇用期間は通算されない。
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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!
では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。
受講開始時に適用事業Aで一般被保険者として雇用されている者が、その前
に適用事業Bで一般被保険者として雇用されていた場合、Bの離職後に基本
手当を受給したことがあれば、教育訓練給付金の支給要件期間の算定に当た
って、Bにおける雇用期間は通算されない。
基本手当を受けた場合であっても、教育訓練給付金の支給要件を判断する
ための「支給要件期間」には影響を与えません。
つまり、本肢の場合には、適用事業Bにおいて一般被保険者であった期間
を通算することができます。
これが「算定基礎期間」ではなく、「支給要件期間」と言う所以でもあります。
なお、通算できる期間は、資格喪失と資格取得までの間が「1年以内」で
あるものに限られる点と、過去に支給対象となった期間は通算できない点
にも注意しましょう。
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