昨日に続き、今日はアウトプット編(問題を解く)です。

若干、厳しい内容かもしれませんが、避けては通れない問題だと思いますので、
今日も思い切って書いてみます。


2.アウトプットについて

アウトプットが粗い方というのは、インプットも粗いと考えられますが、
一応、インプットとは分けて考えてみます。

昨日もお伝えしたとおり、社労士試験では「細かな知識」が試されます。
「公的書類の作成・申請」が中心業務なので、考えてみれば当然かもしれません。

故に、選択式はもちろんのこと、択一式においても細かい部分が問われます。

世の中には様々な「択一式試験」がありますが、
試験によっては、各肢で異なるテーマや論点で出題されるものも沢山あります。

ところが、社労士試験は全く違いますよね?

5肢ともに、同じテーマや同じ論点から出題されることもザラです。
それどころか、似たような文章が並ぶ「間違い探し」のような出題もあります。

アウトプットの「読み方が粗い方」はココで躓きます。
つまり、文章の読み方が粗いため、「間違い探し」ができないのです。

これを解決するには、「定番の論点」を意識しつつ、「疑いの目」をもって選択肢を読み、
本番でも1肢ごとに「根拠」を考えながら正誤を決めましょう。
(前提としては、正しい知識や定番論点の把握が欠かせません。)

たとえば、選択肢を読む際には、論点になりそうな箇所に下線などを引きながら、
丁寧に誤り箇所をチェックしていくという方法もあります。

また、長文を読む際は、論点ごとに「/」などで、適切なセンテンスに区切る、
という方法もおススメです。

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また、昨日の記事と重複する部分もありますが、学習段階においては、

①基本事項については「暗記」ではなく、「理解」を重視する。
②問題演習を行う際には、「回転数」ではなく、「論点把握」を重視する。

ということを心がけましょう。

特に、②についてですが、回転数を重視している方の中には、
問題と正誤」を単純に暗記しているため、実は同じ論点の出題であっても、
問われ方が異なる初見の問題」には対応できないことが多いようです。

実は、社労士試験では、同じような論点から繰り返し出題されていますが、
全く同じ問題」はほぼありません。

問題演習を行う際には、「何が問われているのか?」「何故○ or ×なのか?
ということを、1肢ずつじっくりと丁寧にやることをおススメします。

そして、解答解説を読んでもしっくりこないときは、テキストに戻り、
基本知識の入れ替えをキッチリやりましょう。

この繰り返しにより、応用力が身につきます。

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~本日の論トレ(論点トレーニング)~

以下の設問について、「誤っている箇所」を指摘してみましょう!

<平成22年度 雇用保険法 第7問B>

失業等給付は、求職者給付、教育訓練給付及び雇用継続給付の3つである。

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誤り箇所の指摘だけではなく、正しい「解説」を加えてくださいね!

では、誤っている箇所を赤字・下線で示します。

失業等給付は、求職者給付、教育訓練給付及び雇用継続給付の3つである。

失業等給付には、本肢に掲げるものの他、「就職促進給付」があります。

つまり、失業等給付は、以下の4つに大別されます。

1.求職者給付
2.就職促進給付
3.教育訓練給付
4.雇用継続給付

この4つが「失業等給付」の柱であり、この中に様々な給付が存在します。

雇用保険法では、本肢のように、給付の種類をダイレクトに問う出題もありますし、
給付の種類を理解した上でないと、正誤判断できない出題もあります。

雇用保険法を制覇する上で、給付の体系を理解すること欠かせませんよ!


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