模擬試験も第2回、第3回と進んでおりますが、その結果を踏まえた上で、
残りの期間をどう過ごすべきなのか考えてみたいと思います。

模擬試験の結果には、幾つかのパターンがあります。

模擬試験の難易度によって、平均点も異なりますので一慨には言えませんが、
概ね、点数分布k状況によって以下のような課題が考えられます。


パターン①:選択式と択一式の得点割合がほぼ同じ

獲得した知識が、ストレートに択一式にも反映されていると言えます。
択一式も「論点」などがしっかり意識できていると考えられます。

したがって、周辺知識を伸ばすことで、選択式・択一式ともに得点アップ
を狙うことが可能です。

テキストの総復習を行い、模試の復習では解答解説までしっかりと読み、
周辺知識の拡充に努めましょう。


パターン②:選択式に比べ、択一式の得点割合が低い

インプット学習により、知識は獲得できているものの、「論点」や出題形式自体
に慣れていないため、知識を活かしきれていないと考えられます。

したがって、問題演習を中心に、「問題を解く力」を養う必要があります。
社労士試験の過去問を5年分くらい解けば、力が付いてくると思います。

また、問題を解く際は、1肢ごとに正誤判断をし、誤っている論点を正しく
訂正することを意識しましょう。


パターン③:択一式に比べ、選択式の得点割合が低い

珍しいタイプかもしれません。条文の読み込みなどが不足しているのでしょうか?

でも十分に挽回可能です。

対策としては、選択式を意識しながら、テキストをキーワード中心に2回転
くらいさせると良いと思います。

選択式問題集の数をこなすのも良いですね。


番外編:基準点割れの科目について

その科目の平均点が極端に低いのであれば、気にする必要はありません。
(出題の可能性は低く、仮に出題されても基準点が引き下げられますので。)

気をつけるべきは、「平均点が高い科目で基準点を割っている場合」です。

社労士試験では、誰もが正解できる科目では、基準点の引き下げが行われませんので、
即座に基準点割れとなってしまいます。

もう一度、テキストに戻り、しっかり復習しておきましょう。

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~本日の論トレ(論点トレーニング)~

以下の設問について、「論点」を指摘してみましょう!

<平成19年度 雇用保険法 第4問B>

高年齢求職者給付金の受給期限は、原則として、基準日の翌日から起算して1年を
経過する日までであるが、その間に疾病又は負傷のため引き続き30日以上職業に
就くことができなかった場合には、本人の申出により、その日数分が加算される。

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            ・
            ・
            ・
            ・

論点を赤字で示します。

高年齢求職者給付金の受給期限は、原則として、基準日の翌日から起算して1年
経過する日までであるが、その間に疾病又は負傷のため引き続き30日以上職業に
就くことができなかった場合には、本人の申出により、その日数分が加算される。

答えは「誤り」です。

基本手当とは異なり、高年齢求職者給付金には受給期限を延長する規定はありません。
(特例一時金も同様に延長はありません。)

この辺りの記憶が「遥か彼方」の方は、テキストの総復習をしてくださいね!

#なお、論点に関する記事はコチラから。
#論点に慣れると、文章全体を読まなくても、論点だけで、瞬時に正誤判断ができますよ!



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