今日は、社労士試験に合格するために最も重要だと思うことについて書きます。
結論先行ではなく、敢えて帰納法的な書き方をします。

長文ですし、少々ムカつく内容が含まれているかも知れませんので、
スルーしていただいても構いません。


-----------------------------------------------------------------------

よく、

「社労士試験はだ。」
「どの科目に救済が入るかが運命の分かれ道だ。」
「だから、どんな難問でも答えられるように重箱の隅まで覚えなくてはならない。」

という話を聞きますが、本当にそうなのでしょうか?

社労士試験に必要なのは「」なのでしょうか?

私は「絶対に違う」と思います。

また、重箱の隅まで覚える必要もありません。

よく、テキストに載っていないようなことや、あり得ないケース、
規定の理由(なんでそうなっているのか?)を聞いてくる方もいます。

こうした質問を受ける度に、いつも思うことがあります。

「それは多分、試験に出ませんよ。」
「満点で合格する必要はありませんよ。」
「その前に、テキストの重要論点を全て答えられますか?」

と。(学校じゃ言えないですが、ブログでなら言えます。)

合格するために最も重要なことは、

皆が正解する設問を、自分も当たり前のように正解する。

これだけです。

どうしてそうなのか、ここから順に検証してみます。


<理由その①>

社労士試験には科目ごとに「基準点(足きり)」が設けられています。

毎年、総合点が高くても、科目ごとの足切りに遭う人が多いため、
社労士試験は「」だと言われています。

では、「」と言われている科目ごとの「基準点」は、
一体、どうやって決められているのでしょうか?

どうやら基本的には、

平均点の低い科目から順に基準点を下げる
②合格者数が7~9%になったかどうか検証する

という2つのロジックが働いているようです。

そうしないと、不公平感が残り、クレームが出るからです。

#毎年、後だしジャンケンのように、試験後に基準点を決めること自体が
#不透明かつ不公平なのかも知れませんが、文句を言っても変わりません。

ここで考えなばならないのは、
①の「平均点が低い科目から順に基準点を下げる」ということです。

つまり、多くの人が正解するテーマが出題された科目は平均点が上がるため、
調整」の対象とならず、その科目でやられると、基準点割れになるのです。

逆に、昨年度の国民年金法の選択式のような、平均点が非常に低い科目は、
基準点が引き下げれるため、勝負の分かれ目とはならないのです。

毎年、1点で泣く方が沢山いらっしゃいますが、結果的には、
正答率が高い設問を落としてしまった」ことが原因ではないでしょうか?

これは総合点の実力とは関係ありませんし、いい社労士になれるかどうか
という話ともまったく関係ありません。

要するに、そういう試験制度に対応していく必要があるということです。


<理由その②>

皆が正解する設問を、自分も当たり前のように正解する。
というのは、総合点においてもかなり重要な要素なのです。

仮に、正答率が70%の設問があったとしましょう。

これは絶対に正解したいところです。自分も正解できると思いますよね?

ですが、正答率70%の設問が5つあった場合、全てを正解できる確率は、

70% × 70% × 70% × 70% × 70% = なんと16.81%に過ぎないのです。

かなり合格率の数字に近づくことが分かりますよね?

ですから、「誰も正解できないような問題を正解する。」
というのは素晴らしいことですが、間違えても合否に影響はないのです。

それよりも「皆が正解する設問を、自分も当たり前のように正解する。
という事のほうが重要なのです。

------------------------------------------------------------------------------

以上のことから、「皆が正解する設問を、自分も当たり前のように正解する。
人は、基準点も、総合点も割らないわけです。

模擬試験を受験される方は、正答率の高い設問を間違えていないかどうか
よく確認してみてください。

これが最短合格するために一番重要なポイントです。


択一式の点数が伸び悩んでいる方はコチラ!

質問回答サービスの詳細はコチラ!

平成23年度社労士試験の合格ライン予想はコチラ!

他のブロガ―さんの記事はコチラ!

☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆.。.:*・゚*:.。.☆☆

にほんブログ村 資格ブログ 社労士試験へ