嘘の履歴書でGO!? | 労務プランニング オフィスINOUE オフィシャルブログ

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 神戸の社労士、マサ井上です!
就業規則・助成金・障害年金の手続きのアシストをしております!?

神戸の就業規則社労士:井上です♪




就職の際に会社に提出する履歴書は直接合否に関わってくる非常に重要な書類です。


さて、少しでも採用される確率を上げようと履歴書に嘘の情報を書いてしまい、これが後でバレた場合、クビになったり何らかの処分を受ける事になるのでしょうか?


○嘘を書くことそのものは罪にならない


法律上では、履歴書や職務経歴書のような書類は嘘の情報を書いたことそのものが罪に問われるわけではありません。



○採用条件に直接関わるかどうかが重要


しかし、履歴書に嘘を書いた結果、会社に損害を与えたり、その嘘の内容によって会社の判断を惑わせた場合、

当然それは懲戒処分を受けたり、

損害賠償を求められたりする可能性は十分にあります。


例えば

目の前にいる勤務医が、医師免許をもってないなんて、普通考えられますか?

しかし、時折、ニュースで見かけますよね。


無免許医師!


となると、病院は、「医師免許を確認したんかい!」となるわけですわッ!!



履歴書に「資格を取得済み」と嘘を書いて就職したり、

「管理職としての経験がある」と嘘の職務経歴を提出して、

実はその仕事を行なう能力が十分に無かったりすれば、

会社は明らかにその被害を受けている被害者ということになります。



逆に「勤続年数を少しだけゴマかして書いた」とか、「経歴を多少大げさに書いた」という程度であれば、それが仕事に直接影響したという事実が無ければ解雇などの懲戒処分を行なうのは認められないと考えられます。


つまり、履歴書等に事実と違う内容を書いた場合に処分の対象になるかどうかは、その影響の大きさによって異なるということです。




どれくらいのレベルの嘘が懲戒処分の対象になるかは、過去に行われた裁判を見る限り、「ここまでがセーフ」というラインを引くのは非常に難しいと思います。

学生時代、汁図に参加していましたなどは、不採用でよろしい!



書類に嘘を書いたことが原因で懲戒処分の対象になった場合は、まずその処分が本当に正しいものであるかどうかよく考えてみて下さい。


そして「不当処分だ!」と感じたら、専門家に詳しい状況を説明して判断をしてもらう必要があるでしょう。



日本では、嘘を100回言っても

事実にはなりません!


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