私は過去に勤めたことのある会社でパワハラを受けたことがあります。

 

そのため食事がとれず、一緒にいた同僚からは『痛々しく声をかけることもできなかった』と後々に声掛けしてもらったことがあります。

 

その会社を辞めてしばらくは人に会うのが苦痛で、家の中で再就職活動をしていたことを思い出します。

 

さて、この前置きはさておき、最近相談された身近なお話をしましょう。

こんな従業員には要注意!!!です。

 

【フルタイムのパート編】

ある従業員がフルタイムのパートで労働契約を締結した。

人のお世話をする仕事なので、パートとはいえフルタイムで働いてもらえ、なおかつ多少の時間の無理も聞けるとのことで他のパート職員よりも賃金を高めに設定した。

 

ところが少し慣れてきたころから、ぽつぽつ休み始めるようになる。

有給休暇があるうちは、会社も有給休暇で手続きを行っていた。

しかし有給がなくなっても定期的に休むようになってきた。

 

当然欠勤として給与は減額されるが、本人にとっては問題ないらしい。会社側にとっては人の手配をしないとならず大問題だが。

 

そして、夏休みや冬休みには、1週間を超える休暇(実際は休職ですよね)の願いが出されるようになる。

 

こうなると初めの契約だけ都合の良いことを言って、好待遇の条件を設定させて、その後は自分の都合で仕事をするというインチキ契約である。

要するに債務の不履行。

 

本人はノーワークノーペイで問題ないと言っても、これは労働契約を履行しているとは言えない。

休みによりスケジュールの組み替えを行うという事は、他の従業員に少なからず負担が発生するため、他の従業員からもクレームが出始めた。

 

結果、この事案では、契約した労働条件を全うできていないという事で、契約を見直しし出勤日数を減らしたうえで給与を引き下げて解決となった。

 

世間では『ブラック企業』という言葉を流行らせて、いかにも会社が悪いかという事をネタにすることが多いが、私のところに持ち込まれる案件は、『ブラック従業員』の案件も相当数ある。

 

雇入れる側もリスク管理をしっかりと行い、「ヘンテコ」な知識に基づいた人から会社を守って、会社を大発展させていって下さい!!!

 

顧問先の大発展を祈念いたします。 荒井