以前知り合ったコンサルタントの方がおっしゃっていた。

「日産とトヨタの違い」

良くある比較のお話ですよね。

例えば、
「アサヒとキリンの違い」
「ソニーとパナソニックの違い」
などなど。。。

さて自動車会社の2社の大きな違いは何か?について面白い切り口で解説された。

それは、

『会議の運営』 であった。

これはこれで面白い切り口の一つだなと感じた。
が、どう考えてもこのテーマに関するコンサルティング内容が見合わないと感じ、一緒に仕事をすることなく現在に至っている。

当時の日産は劇的な回復を行い、トヨタは一族から社長が選任されて暫くした頃だった。

コンサルタントの方からは、
「トヨタの社長は全然だめだ。もっとダメになる」
といったお話しをお聞きした。

そのお話を聞いてから約3年が経とうとしているが、既に昨年の2015年決算では純利益約2兆円超という凄まじい数字を残し、この2016年はそれを上回る決算予測を発表している。

一体、「トヨタはダメだ」の話はなんだったのだろう(笑)

私は、トヨタの経営の中身や現場での仕事ぶりを知る由もない。

しかし、現場でおきていることは外から評論家が観るほど簡単ではない、と私は考えている。

そのせいか私はクライアントの現場に行くことが好きである。
モノづくりの現場や、倉庫、販売の現場、営業の現場を観させて頂くと、具体的に映像として「状態」が目に入ってくる。実感がわく。

かと言って私が製造現場の業務改善のアドバイスができるわけではない。
経験値が高いのは、「営業」「販売促進」「人材育成」「労務」だ。

が、業種を超えた事例をお伝えすることで、色々な改善のキッカケにはなっているようで、私としては大変に嬉しく感じる。