ここのところのニュースで、

「政府、労働時間と報酬を連動させない新労働時間制度の議論開始」

が出てますね。

安部総理大臣が積極的に取り組んでいくようです。田村厚労大臣、甘利経済再生大臣も支援している様子。

業種と職種によっては馴染まないものがありますが、ホワイトカラーなどには導入賛成です。

私も今までの勤め人時代で、営業系や企画系、コンサル現場にいた時に残業代はつかなかったですね~。
深夜残業はたまに2千円くらいとかついたことがありました。

ただ、例えば工場のラインや、飲食店、美容室などでいわゆる「サボる時間がない」ような場合は、残業代は付けてあげないとまずいでしょう。
ホントにワーキングプアになってしまう可能性あります。

では、例えば、デスクワークの人はどうでしょうか?

これもパンチャーなど入力するデータ量がはっきりしていて、入力に費やす時間もはっきりしているものについては、残業代と言う考え方はマッチしやすいです。

ところが一定の流れ作業をしていない人の場合、「ただネットを見ているだけ」なんて人は、残念ながらいると思います。

昔は机の上でサボるには、新聞広げてるかしゃべっているかだったのですが、今はパソコンや携帯電話なんていう便利な道具が揃っている。。。

この手の人の頭の思考は、「会社に来れば給料が出る」です。

会社に貢献する成果やアウトプットをどれだけだすか、なんてことは考えないでしょう。

となると、極端な話、9時~6時の間で、ネット見たり仕事と関係ないことをして時間を潰し、5時位から仕事に取り掛かって9時まで残業、などということになります。

私の部下で一番ひどかったのは、1日の中で3時間くらいはネットを見ているか個人ブログを書いているなんてのがいました。
もちろん発覚した時点で懲戒の指導をし、その年の人事考課は適正な処置を取りましたが。

働かない人に給与を支払う必要は全くないです。
(法律上はノーワークノーペイです)

日本は、「給与の減額は不利益の変更」などという迷信が通っているときがあるので、これを直せば、残業代は残していいと思います。

働かないのに高くなった基本給を、働きに応じてガンッと下げればいいのです。
※だいたい「職能給=能力はさがらない」なんていう前提があることが私には理解できない。

そうすると働く能力と賃金がバランスが取れる。そのうえでその能力以上の仕事を与えてしまって、結果として仕事が終わらなければ残業代を出す、というのはがスジかなと。

そうすれば、バリバリ働く若い人や短時間で働きたい女性にも高い賃金が払えますね。

arai