たまたま、とあるサイトを見て2つの資格でワンストップみたいな記事が載っていたので、ちょっと思うところを書いてみました。

士業の場合は、だいたいは国が保証した専門特化業務があります。

この保証された業務は、大抵は手続き業務だったりします。

我々の業界でしたら、①労働保険の申告、②算定基礎届、③雇用保険得喪、④社会保険得喪、⑤賃金台帳等の作成・・・などなど。

税理士でしたら、①税務相談、②確定申告書作成、③各種税務申告書作成などなど。

行政書士でしたら、役所への各種届出書作成など。

ただ、この書類を作成して届け出るという作業は、あまり「センス」を求められません。
※書類を作成する前段階のコンサルティングは重要ですが。実はここで差が付く!!!

そして、税理士業務をガッチリやっている先生は、社労士業務をガッチリやることは、ほぼ無理です。
行政書士と社労士だと”あり”かなと言う気はします。

独立系の会計事務所と独立系の社労士事務所がジョイントして業務を行い、「ワンストップ」にしている場合は別ですが。

会計業務と労働・社保業務は業際が近いので二つあるとシナジーあると考えてしまいますが、手続き以外は求められるものが違い過ぎて、シナジーはほとんどないですね。

ただし、事務手続きをカバーするという事でしたら、とても意味はあります。
お互いの法律の隙間を埋めてくれますから。

arai