仕事の移動は、自転車、車、電車と様々です。
電車は京成線の沿線なので、一番多く利用する鉄道です。
電車に乗れば、広告にさっと目を向けます。
牡丹、菖蒲、あじさいと季節のお花を売りにする行楽地は、「行きたいなあ・・。」
と思いつつ、時間のなさを理由に先延ばしにしています。
たまたま、映画の広告が目にとまりました。
仕事がら書類を持ち歩くことが多いので、荷物の重さは、日ごとに筋力が衰える
お年頃には、負担です。なので、電車は座席に座れるように普通電車を利用します。
「グランド・ブダべスト・ホテル」の広告は、魅力的だったので、座席を放棄して
まじかに見にいきました。
ブダベストには、家族で出かけましたが、当然、こんな立派なホテルには泊まっていません。正確にいうと、ホテルの印象は全くありません。
実際にこの映画のシーンにもありましたが、温泉に入ったり、中央市場をぶらぶらしたり、教会の信徒の讃美歌を聞いたりで、ハンガリーというお国の印象はとても良かったのですが・・・。そして、ハンガリーの方の黒髪が、とても美しいと。
ハンガリーへの郷愁もさることながら、「グランド・ホテル」という名前に気持ちが動きました。1930年代のハリウッド映画に同名の名作があります。
後世に「グランド・ホテル形式」として密室劇として、シナリオの技法になった有名な映画です。映画なのですが、舞台劇にように人は沢山登場するのですが、
場面が一つに限定されている・・・・という、技法です。
現代に近い映画で有名なのが、「ポセイドン・アドベンチャー」でしょうか。
「タイタニック」も、そうかなあと個人的には思います。
結論をいうと、どうしても観にいきたい!
家族にそっぽを向かれたので、比較的、興味をもっていただけそうな友人に声をかけましたが、ことごとく振られました。
仕方がないので、一人で出かけてきました。
時代設定が、私が好きな頃・・・。19世紀の伝統が残りつつ、近代化の勢いが増す時代です。第一次世界大戦の直前です。
監督が、日本の小津安二郎の傾倒者との新聞報道があり、期待満々でした。
いかに小津ファンでも、そこは現代人、ドラマのテンポの速いこと・・・。
私がいうのも僭越ですが、よくできた映画でした。
怪しい人は、わかっているのですが、次に誰が犠牲者になるかが???で。
人間、お国が違っても時代が変わっても、「お金」がからむと、その先の出来事は同じなんだと・・・・。
我が家のような小市民には、無縁のお話ですが。
カメラマンの腕が悪く・・・恐縮です。
