烏賊です。

 

この間足に炊飯器ひっくり返して火傷した話をしましたが、あの時作っていた煮物をこの数日食べ続けています。

じゃがいもとか玉ねぎとか鶏肉とかが入っていて、トマト缶でグツグツ煮たやつです。

具材が全部僕の好物で、しかも低価格低カロリー低脂質高タンパクの理想的な食べ物です。

多分お腹いっぱい食べ続けても太らないんじゃないでしょうか。

 

とはいえずっと食べていると若干飽きが来ます。

そんなわけで、最近は調味料をちょい足しして味変を楽しんでいます。

最近のヒットはカレー粉です。

カレーの味が一気に支配的になるんですが、カレーはうまいので問題ないです。

 

カレーで思い出したんですが、僕には「実家の味」のレパートリーにカレーがありません。

結構珍しいんじゃないでしょうか。

それというのも、父親がカレーを嫌っていたのです。

道端でココイチの看板をみると顔をしかめるくらい、僕の父親はカレーが嫌いです。

単に苦手を通り越して、個人的な恨みがあるようにすら思えます。

昔彼女をカレーに奪われたりしたんでしょうか。

 

必然的に僕の実家ではほとんどカレーが出ませんでした。

カレーを食べるのなんて、たまに父親が出張や飲み会でいない時くらいです。

周りの家庭をいつもうらやましく思っていました。

カレー曜日、なんと甘美な響きでしょう。

 

人は抑圧から解放されるとワンパターンな行動を取りがちです。

すなわち、「解放された結果できるようになること」を繰り返してしまうのです。

そんなわけで、父親がいない時はほぼ毎日カレーでした。

遊びに行って、帰りに玄関からカレーの匂いがすると「あ、今日は父親が不在なんだな」と思ったものです。

 

そんな我が家のカレーなんですが、なぜか肉が入っておらず代わりにツナが入っていました。

よく関東関西論争の俎上に上る「カレーの肉は豚肉か牛肉か」という議論がありますが、我が家はスタートラインにすら立っていなかったのです。

ちなみにツナカレー、スタートラインの遥か後方といった感じの味がします。

正直言ってあまり美味しいものではありません。

うちの母は肉があまり好きではないようで、母の作る弁当を学校に持っていくと家庭科の先生にベジタリアン扱いされるほど肉への意識が薄い人です。

それにしたってツナのカレーは母にとってもいまいちだったようで、数年経つと知らぬ間に豚肉のカレーに変わっていました。

それでも滅多に食卓に上ることはないんですけどね。

 

そんな我が家ですが、毎年決まってカレーが供される日があります。

父の誕生日です。

なんの嫌がらせなのか知りませんが、母が手間暇かけて作った美味しいカレーが食卓に並びます。

ちなみに肉は牛です。しかもブロックのやつ。ぺらぺらの豚でもツナでもありません。

僕は毎年父の誕生日を楽しみにしていたんですが、父はどうなんでしょう。

いつも黙々とカレーを食べる父からは、なんの感情も伝わってきません。

いつか聞いてみようと思います。

 

なんかめっちゃカレーの話でしたね。

みなさん明日はカレーを食べましょう。