烏賊です。
昨日ずいぶん省略した本光寺のお話をします。
千葉県市川市に本光寺っていうお寺があるのをご存知でしょうか。
知っている人は、多分有名なPVがきっかけですよね。
「寺のPV」という斬新なコンセプトもさることながら、PVの中身がかなりぶっ飛んでいることで昔有名になった寺です。10年前くらいでしょうか。
「はひふへ本光寺〜」などのキャッチーなフレーズで若干話題になり、僕もそのころは時々PVをみてゲラゲラ笑っていたんですが、時の流れと共にすっかり忘れられてしまいました。
このPV、最後にオリジナルソングが流れます。
その歌詞にこの寺の住所「千葉県市川市大野町3-1695-1」というフレーズが入っています。
この10年間一度も思い出したことのなかった僕ですが、ついこの間この歌が唐突にフラッシュバックしました。
こういうこと時々ありますよね。
歌のおかげで番地まで正確に覚えていた住所をグーグルマップに打ち込んでみると、まだそこにありました。本光寺。
気になります。
自転車で全然行けてしまう距離なので、暇つぶしがてら行ってきたというのが一昨日の話です。
市川市って初めてきたんですが、意外と丘陵地帯なんですね。
自転車で行くと結構太ももにきます。
余談ですが、千葉県の首都圏よりには「谷」とか「台」の入った地名が多い気がします。
こういう地形を反映してのことなんでしょうか。
しばらく坂道を登った先にありました、本光寺。
かなり綺麗で、手入れが行き届いている感じがします。
小さな寺なのに、参拝客がめちゃくちゃ大勢います。
PVを作るだけあって、おもてなし精神はちょっと他の寺とは一線を画するような雰囲気があります。
ちょっと休憩して出発しました。
別に何もないけど、たまに行ってみるのもいいなあと思いました。
さて、話は変わりまして。
僕の昔から好きな小説の話です。
一風変わった病気を抱えた患者と、それを治すぶっ飛んだ精神科医の掛け合いを描いた短編集です。
わかる人にはなんの小説かわかるんではないでしょうか。
その中に、「執筆中の小説が昔自分の書いたものと同じなのではないかと不安になって嘔吐を繰り返すベテラン小説家」が出てきます。
物書きが物書きについてかく物語、ちょっと生々しくて面白いですよね。
僕はこれを読んでいる当時、自分で書いた小説のことなんか忘れるわけないやんけと思っていました。
自分の文章なのだから、それなりに愛着もあるでしょう。
それを忘れてしまうってそんなことあるのでしょうか。
このブログを書き始めて、もうすぐで半年です。
もう150本以上の記事を書いています。
ここに至って、ようやくその登場人物の気持ちがわかりました。
本当に忘れてしまうんですね、何を書いていたか。
「これ書いた気がするけどどうだっけ」となって、調べるのも億劫なのでボツにしたエピソードがいくつもあります。
きっとこの小説の著者も同じような経験があったんでしょう。
小説家と僕を同列に語るのはおこがましい気もしますが、ちょっとした共感を覚えて嬉しかったというお話でした。