烏賊です。
今日はPCR検査の結果が判明する日でした。
もしも陽性ならば今日の正午までに連絡が来て、陰性ならば特に連絡はないということでした。
つまり、いずれにしても今日の正午まではビクビクしていなければいけないということです。
陽性が判明すれば、その人だけでなく濃厚接触者も乗船不可となります。
乗船準備でみんな濃厚接触せざるを得ないような環境なので、一人でも陽性であれば船はおそらく出ません。
乗船観測の準備というのは結構大変で、朝から夕方まで力仕事をする生活を3日ほど続けなければいけません。
これに注ぎ込んだ多大な時間、労力、お金が、一人の陽性で全て無に帰すのです。
その「一人」には絶対になりたくなりません。
もし陽性になれば、今年度の乗船観測で初の感染者ということになり、今後の船舶運行にも大きく関わってくるでしょう。
本格的に界隈での立ち位置が危うくなります。
そんなウイルス本来の驚異とは全く関係のないところで、みんなビクビクしながら過ごしていたわけです。
まあそれでどうなったかというと、全員陰性でした。
流石にそうですよね。
なんか心配して損した気がします。
というわけで積み込みや作業の大部分を終え、ついに明日乗船するのみとなりました。
なんか急にドキドキしてきます。
僕の体は果たして10日間の航海に耐えられるでしょうか。
酔い止めマネジメントをどうするかなど悩みはたくさんありますが、まああまり気負いすぎずに頑張ろうと思います。
ところで全然話は変わりますが。
今日の作業の帰り、30分ほどの道のりを車に乗せてもらってホテルに向かいました。
この道沿いには必ず渋滞する場所があります。
交通量の多い場所に直角に折れるカーブがあって、そこで車が減速するのが後方に伝わって渋滞となるようです。
渋滞というのは一見簡単に見えて、実は奥が深い現象です。
その振る舞いは概ね流体力学で説明できるようです。
車の一台一台を流体粒子と見なすような考え方です。
例えば先の例で言えば、減速する箇所は流体の粘性が上がることと対応しています。
そして、前の車のブレーキランプを見た後ろの車は減速し、「減速する」という情報は後方に伝わっていきます。
これは流体粒子の速度(位相速度)と情報の伝わる速度(群速度)に対応しています。
後者の「情報」は専門用語でshock waveとか言いますね。
そうやって聞くと面白いような気がします。
そう言えば昔シンガポールにいたときにとっていた流体力学の期末テストで、これに関する問題が出ました。
一問も解けませんでした。
一応お情けで単位はもらいましたが、渋滞に出くわすたびに思い出す苦い記憶です。