烏賊です。
ふと思い立って、去年9月に行った中国&モンゴル旅の備忘録を書いておくことにしました。
中国から陸路でモンゴルへ渡る方法はいくつかあるみたいなんですが、その中でも安価かつ旅情が味わえる「夜行バス&鉄道ルート」のご紹介です。
あんまり日本語での情報がないのでひょっとすると何かの役に立つかもしれません。
改めて書いておきますが、2019年9月時点での情報です。参考までにどうぞ。
僕が使ったのは、
北京 →[夜行バス]→ 二連(エレンホト; 中国側の国境の町) →[夜行列車ウランバートル行き]→ ザミンウード(モンゴル側の国境の町) → ウランバートル(モンゴルの首都)
というルートでした。
北京を夕方に出るとウランバートル着はその翌々日の朝になる2泊3日の行程です。
途中利用する国際夜行列車からはモンゴルの広大な草原が見えて異国情緒をたっぷり味わえます。
なお、北京からウランバートルへは夜行列車のみで乗り継ぎのいらないルートもあるのですが、運行が週に一回である上それなりに費用がかかるのでこの時は使用しませんでした。
さて、順番に紹介します。
まず、北京の長距離バスターミナルに向かってバスのチケットを確保する必要があります。
もしかしたらオンラインでできるのかもしれませんが、そういう情報は今の所聞いたことがありません。現地で確保するのが無難です。
向かうべきバスターミナルは「新发地长途客运站」です。
ちなみにここへは地下鉄「木樨园駅」から少し歩いたところにある路線バスのターミナル「木樨园」から679番に乗って「新发地桥北」で下車すればたどり着けます。
このバスターミナルからは、モンゴル方面だと「二連(中国側国境)」行きと「ザミンウード(モンゴル側国境)」行きの二種類があるそうです。
僕が行った日はザミンウード行きの運行日ではなかったらしく、二連行きを買うことを勧められました。180元です。
チケットを買うとモンゴル人ドライバーらしき人がやってきて、その場で待つように指示がありました。
しばらくそのままでいると、乗客らしき数名が集まってきました。モンゴルへ帰ると思われる女性の集団なんかもいます。
ある程度人数が集まると、ドライバーが何も言わずに歩き始めました。みんなそれについて行きます。
僕たちもモンゴル人女性の後を追ってついて行きました。
ちなみにこの時はまだ午前中で、出発には随分早い時間です。
どうなってしまうのか不安もありましたが、とにかくついて行きます。
ドライバーを先頭になぜかみんな路線バスに乗り込んでいきます。
先ほどからモンゴル人女性が明らかに不慣れな僕たちになんとなく目を配ってくれていて、ジェスチャーでバスに乗り込むように指示してくれます。よくわかりませんが大人しく乗るしかありません。
ちなみにこのモンゴル人女性にはここから先でも随分お世話になります。
程なくして目的地についたようで、バスをおりました。
その後もしばらく歩きます。
だんだん路地裏のようなところに入って行き、最終的に建物の影の空き地のようなところでドライバーは足を止めました。
なんか良からぬ予感もしますが、ここまで来れば仕方がありません。肚を決めます。
徐にドライバーがミニバンのような物を指差します。
外装はボロボロで鍵もかかっておらず、中には荷台があるのみで座席がありません。
先ほどとは別の嫌な予感に襲われます。もしかしてこのオンボロで半日以上も国境を目指すのか?
ドライバーが何か言うと、周りの乗客たちがミニバンの中に荷物を入れ始めました。
僕たちもそれに倣って荷物を積み込みます。ちょっとブルーな気分です。
すると、ドライバーがモンゴル語と中国語で「4時」と言って自分の足下を指差しました。
それを合図に乗客たちが一斉に何処かへ散って行きます。
なるほど、4時にもう一度ここに来いと言うわけです。
このオンボロに長時間乗るのかもしれないと言う不安は払拭できていませんが、少なくともドライバーの意図はなんとなく汲めました。
結局この後4時の集合までの数時間は普通に北京観光をして過ごしました。
小籠包めっちゃ旨かったです。
天安門広場めっちゃ広かったです。
空気めっちゃ汚かったです。
それでも結構楽しかったですね。はい。
時間になって例の空き地に戻ってみると、三々五々さっきの顔ぶれが集まってきました。
ドライバーが人数確認を終えると、荷物をミニバンから取り出すように指示されます。
それを確認したドライバーはまた何処かに歩いて行ってしましました。それにみんなついて行きます。
ミニバンで二連まで行くことは無さそうで安心した反面、またよくわからないところに連れて行かれる不安もあります。
どうなっちゃうんでしょうか。
みんなについてひたすら歩いて行きます。
下手したら2km弱くらい歩いているかもしれません。とにかく長かった。
着いたのは、大きなバスが何台か止まっている別の空き地でした。
とにかく大きなバスに乗れそうな雰囲気が漂い始めて、安心しました。
程なくして我々が乗ると思われるバスがやってきました。周りの乗客らしき人も気付いたら増えています。
よかったよかった。
バスに入って指定された座席を探しました。
座席というか、寝台です。縦に二段、横に三列のベッドのような寝台が所狭しと並んでします。
横になってみると、縦も横もかなり窮屈です。
小柄な僕でもそんな感じなので、平均以上のサイズの男性とかだとかなりしんどいかもしれません。
それでもバスが動き始めるとぐっすり眠ってしまいました。
東京大阪間の4列夜行バスなんかに比べると遥かに寝心地がいいです。
日本だとこういう寝台バスは道路交通法的に難しいんでしょうね。いい経験をしました。
バスは途中长家口と名もなき草原の真ん中で二度の休憩を挟んで、翌朝二連に到着しました。
日がのぼるころに外をみてみると、すっかりモンゴル風味の景色になっていました。
遠いところにきたことを実感します。
全部で17時間くらいですかね。結構長く乗っていたんですが、寝台のおかげで全然疲れはありませんでした。
狭いことを除けば結構快適だなあと思います。
日本でも導入してみてはどうでしょう。
長くなってしまうので続きは今度にしましょうか。
さて、この見知らぬ町「二連」で僕たちは無事に鉄道へ乗り継げるのでしょうか...?
お楽しみに。