ルアーロッドのデザインと魚種による相関関係 | ■FRAGMENT-FACTORY■

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ルアーロッドのデザインと魚種による相関関係

・対象魚への好感度

魚釣りと一括りに言ってもその種類は様々あり、
対象となる一魚に対しても幾通りもの釣法がある。

ここでは何故釣りにおいて単一個体に執着するアングラー(釣り師)
が存在するか考察する。

アングラーは魚を見た時どう感じるか?
容姿、食性、生態、生活圏、希少性を総合的に判断し
この魚はカッコいい、可愛い、美しい、醜い、怖い等を
上記の中に当てはめている。

魚の中でもルアー(疑似餌)で釣れるものの中にも人それぞれ
好みというものが存在するが此れは上記で示した対象魚への総合的
感受性を自身の生活圏内で継続的に得ることが可能かを判断し、
ベースとなる好まれるルアーフィッシングが確定している。


・アングラーとルアーロッド

基本的にルアーはフィッシュイーター(肉食性の魚)
に対してのイミテートでありその食性を利用した釣りである。
では何故我々アングラーはそのスタイルが好きなのか?

答えは単純でカッコいいからだ。圧倒的に男性人口が多い
ルアーフィッシングではカワイイよりカッコいいが勝っている。
大きさ、パワー、肉食、豪快な捕食、強そうな魚体、食物連鎖での上位互換を
男性はこの上なく好みのは至極当然の結果である。
だが、その対象魚は何か?と確定することは無意味である。

ここでは上記で示した「自身の生活圏内で継続的に得ることが出来る
釣り」なのだから。

ルアーロッドとはルアーを投げ、誘い、掛けるをロッドが担う以外にも
高揚させモチベーションを維持向上さす役割も大きい。


・ルアーロッドに求めるものとは

ルアーロッドに様々なルアーを使用する為に必要な
竿本来の長さ、アクション、パワー、重量、バランス等に加え対象魚に対して
マッチングしたパーツから構成し構築するときに何を吹き込むかが重要である。

それはコンセプトによって様々であるがFRAGMENTFACTORYが大切にしているものは
意味のあるデザインである、それはロッドや対象魚によって違うがコンセプトに
意味を持たせれば自ずと機能に対してデザインは反映される。

強さをイメージするのか、無機質さを押すのか
機能性をおすのか、儚さ、美しさを押すのか?それは全て私の独断である事に意味がある。




・余談、ルアーフィッシングとは…

総括してしまえば非常に男性的な趣味であり
本来槍をもって自分より大きな肉食動物を追っていた祖先からの
強い狩猟本能の名残である。

これは非常に大切なことで高度デジタル化社会では一見不必要かもしれない
理解しがたい本能かもしれないが男性というアイデンティティを維持する上で
この世界で不可欠な物といっても良いだろう。

ルアーフィッシングの対象魚には強くてカッコいいというだけではなく、
強くも儚い、弱くも強い、美しくも弱い、というものが大半である。
アングラーはしばしば魚と戦いとか自分への挑戦とか錯覚しがちだが
圧倒的に不利な条件で対象魚は釣られていることも忘れてはならない。

また、キャッチ&リリースという問題には答えが出ないが、食べれば問題無いのかと
言えばそれも違う、釣った魚は全て食うと言いながら釣りすぎたから
お裾分けするのも違うだろう。

私はキャッチ&リリースもキャッチ&イートもリリース&リリース(坊主)もするが
必要に迫られて食べる分と言うのであればそれは只の生活での釣りあり、釣りと言う趣味ではない。
ただ、私はどんな魚でも釣れてくれてありがとう。どんな魚でも愛おしく感じるのだ。