
久々のロングフライトでした。
総フライトタイム 7.5時間。
でも、3人で交代で運転したので運転は2時間半、のこり5時間は後席で遊覧飛行。
で、どちら方面に行ってきたかというと、カリフォルニア州とネバダ州の境目にある山方面。
世界地理が得意の人なら知ってるかもしれませんが、シエラ・ネバダ山脈という結構立派な山です。
目的は、
①ハイパフォーマンスAirplaneのチェックアウト(免許皆伝)
②ハイエレベーションOperationのチェックアウト
③自然観察
という、3本柱でした。
ハイパフォーマンスAirplaneとは、200馬力超の飛行機のことで、アメリカではこのチェックアウトをしなければ200馬力超の飛行機を自分で操縦できません。
ハイエレベーションOperationとは、まず 高度の高いところにある空港で飛行機を離発着させるためのテクニック、あと 山岳地で飛ぶためのテクニックを教わることです。
自然観察とは、自然を観察すること・・・です。
使用した飛行機はセスナ182 エンジン出力230馬力です。
まずは いきなりのハイエレベーションというのも刺激が強いということで、中間地点の Placervilleという空港で慣らし運転をすることにしました。
この空港は標高約850mm、ここでは普段との違いはさほど感じられませんでした。
では次の目的地。
つい数日前までの予定ではこの次は Lake Tahoeという空港にいくはずだったんですが、山火事発生で周辺が飛行禁止になってしまい、湖の反対側にある Truckee Tahoeという空港に行くことにしました。
ここは標高約1,800m 空港の周りに別荘がいっぱいあって避暑地といった雰囲気。
この空港ではパイロットの交代および、離着陸訓練をしました。
私は次で練習することにしたのでここでは運転しませんでした。
さて、次の目的地に向けて出発。
次に行く途中、重要な自然観察スポット Lake Tahoeの上空を通過します。
この湖は縦方向約35km、横方向約20kmの結構大きなもので、驚くのはこの湖面の標高が2,000m近いということなのです。
きれいな湖と噂では聞いていましたが、上空から見た水の色は真っ青、南の島の海の色にも思えるし そこのはない別の色合いといった感じにも思えました。

次の目的地は シエラ・ネバダ山脈のネバダ州側を200kmくらい南下したところにある Mammoth Yosemiteという空港です。
この空港は標高約2,100m、すぐ近くに険しい山がそびえ立っていました。

この山の標高約4,000m、富士山より高いです。
ここではまず、しばらくの休憩と 燃料の補給 そしてパイロット交代、ここからは私の運転です。
まずは2回ほど離着陸の練習をしました。
さすがにこの標高までくると、飛行機のパフォーマンス低下はひどいものでした。
いつも訓練してる Reid Hillviewは海抜30mくらいなんですが、そこでこの飛行機に乗った場合 すごい勢いで上昇していくんですが、この2,100mでは全然昇っていきません。
空気が薄いってことが飛行機にとってこんなに大変なことかと思い知らされるのがこのトレーニングの趣旨、確かに思い知らされました。
さて 離着陸の練習を終え、次の目的地ヨセミテ国立公園に向かいます。
が、その前に最大の山場を越えなくてはいけません。
そう、山脈越えが待っていました。
4,000m級の山が立ち並んでいます、まともに越えるのは大変なので山と山の間を抜けていきます。
とは言っても 渓谷の間を通るのは危険なので充分な高度が必要です。
山脈越えの時の高度、この日最高の3,776m(富士山と同じ)、でも地面が近いので高いところを飛んでる感じはありません。むしろ 地面の近くを飛ぶ訓練をしているようでした。

しばらく飛んでると、ようやく2つ目の重要自然観察ポイント ヨセミテ国立公園上空に到着、この公園のシンポルの1つ、ハーフドームの上で1週サークリングをしてこの地を後にしました。

ここまで来ると一日の課題はほぼ終わり、あとはひたすらReid Hillviewに向かって飛ぶだけでした。
なかなか日本では味わえない大自然を満喫しつつ、フライトの経験も積むことができ、興奮・興奮の一日でした。
あと、はるばるこの山脈を越えてネバダ州上空ど飛んでるとき、その向こうに延々と続く大地を見た瞬間、大陸というのは恐ろしく大きなものなんだなぁと今更ながら感じてしまったのでした。