そうかと思うと、たいしてがんばってもいないように思える人が、幸運を手にしたりすることもありますね。また、思ってもみなかった不運な出来事が起こったり。
「何で自分ばっかりこんな目にあうんだ」と嘆きたくなることもありますが、嘆くばかりではどんどん気が滅入ってくるだけです。
そんなときは、本当の問題は何なのかを考えてみましょう。

たとえば、
「いくら努力しても報われない」と落ち込んでしまうのは、「努力すれば必ず成功する」という思い込みがあるからではないでしょうか。
また、「どうして人生は思い通りにならないだ」「なんて世間は不公平なんだろう」と失望するのも、「人生は思い通りになるものだ」「世間は公平であるべきもの」という思い込みがあるからこそ感じるのです。
もっと言うと、「これだけ努力したのだから絶対に報われるべきだ」「人生は自分の思い通りになるはず」「世間は公平でなければならない」と無意識のうちで考えていることが、私たちの問題を生みだしているのかも知れません。
なぜなら、私たちが出会う出来事は、あくまでもただの出来事なのです。それを、世の中はこうあるべきだという期待を持って見ているから、その期待に合わないときに失望してしまうのです。

これは波に逆らって泳ぎ続けるようなもので、とても苦しくてすぐに疲れてしまいますよね。
もっと楽に泳ぐためには、
「波はこの方向に来るべきだ」という考え方を手放して、ただ波に逆らわずに受け入れてみることなのではないでしょうか。
世界はこうあるべきだという思い込みを捨ててみれば、現実に対して満足できるところもかなり見えてくるでしょう。
癒しのことば