そんなことを、ある人と話していたときに言われました。「時間っていうのは、大きな袋みたいなものなんです。詰め込めばいくらでも入るのですが、口のところの大きさは決まっているので、いくらたくさん仕事があっても、ひとずつしか入れることができないんです。」
それを聞いてなるほどと思いました。
自分が今できることの容量、つまり袋の口の大きさは決まっているのに、そこにあれもこれもと詰め込んでいけば、中に入っていくわけがありません。

無理矢理押し込んだとしても、つかえてしまって身動きが取れなくなったりします。
それから私は、忙しくてパニックになりそうな時には、時間は大きな袋だというイメージを持つようにしています。
すると少し心が落ち着いて、焦っても仕方がない。まず手近なものから袋に入れるようにしようと余裕が出てくるのです。
いくらがんばっても「今ここで」できることは決まっているのですから、どんなに忙しくても、ひとつひとつを順番にこなしていくしかありません。考えてみれば、それは「当たり前」のことですね。
もっと言うと、心が迷っていたり、悩みを感じているときには、この「当たり前」のことを忘れてしまっていることが多いのではないでしょうか。

当たり前のことを当たり前にすることは、楽に生きていくコツでもあるようです。
自分の夢、心から望むこと、成功、本当にしたいこと。それは、とても遠くにあって、とても辿り着けそうもないと思っている人がいるかも知れません。
でも、それがどんなに遠くても一歩前に踏み出せば、確実にその目標へは一歩近づくのです。
これだって「当たり前」のことですよね。
癒しのことば