~資地計築~ 建築デザイン 木下 稔 -380ページ目

都合のいいときだけ日本人 〜失われたもの、知りません〜④

前回の続きです。

長々とすみません。

「許す」という心、陰影に情緒を感じる感性、すべてに神が宿るという考え、何も無いことにしか存在しない宇宙。

こんなすばらしい本質の「心」わずか100年ほどの間にほぼ完全に失った、日本に住む僕たち。

同時に沢山のものも失いました。

僕は建築でしか言うことができませんが、少なくとも、明治時代ぐらい以前の木造建築技術は現代にほぼありません。

「匠」?そんなものありません。

「匠」を持つ人に現代の住宅メーカーぐらいの建築費で工事お願いしても門前払いでしょう。

「匠」の粋を集めて二ヶ月半で家1軒建つ訳ありません。

これだけインターネットが氾濫しても、何が失われたのかという情報を求めないですね。

それより人を「責める」自分が「得する」情報ばかりを求めていますね。

でも都合がいいときだけ、「ニホンにはタクミのワザがぁ~」ニホン人になりますね。

日本人なら、許し、受け入れ、工夫し、伝え、守りましょう

自然と共に、これだけ素晴しい共存をしてきた日本人。

これだけの素晴らしい文化を作り上げた日本人。

あれだけ風土を愛した日本人。

失われたもの、知りましょう。

都合のいい時だけじゃなく、いつでも「日本人」でいましょうよ。


僕にできることなのでしょうか

失われたものを取り返すこと


でも諦めたく無い。

都合のいいときだけ日本人 〜失われたもの、知りません〜③

前回の続きです、下の①、②と繋がっています。

都合のいいときだけ日本人 ~失われたもの、知りません~①
都合のいいときだけ日本人 ~失われたもの、知りません~②


昔、日本では「許す」ということが生活や慣習に組み込まれていたと思います。


最近ではその「許す」という日本のすばらしい文化や考えが急速に無くなってきていると感じます。

建築や設計という仕事の中でも急速に失われていることがあります。


木造建築の技術については、日本古来の技術というものが世界的に見ても最高水準にあるのは皆さんもご存知の通りだと思います。


しかしながら、この世界最高の技術を再現する事がほぼ不可能になってきています。


木を知り、土を知り、の材料の吐息を感じながら長い時間をかけて作ることの出来る職人たちがこの日本に一体何人現存するんでしょうか?


その仕事が出来る人にそれだけの材料、時間、そしてお金を出すことのできる建築主がこの日本に一体何人いるんでしょうか?



建築というものは現場細工である為、同じ形のものを作っても、全く同じにできません。


木や石も、土も鉄も、自然環境に伸び縮みしたり、揺れたりしているので常に変化しています。


誰も想像し得ない事が起こったりもします。


お客様の頭には何故か「匠」思考が存在しており、工事をする職人は神業的「匠」技術で仕事をしなければならない、という想いが潜在的にもっておられます。


上記のような工事が定着した今、建物が環境に変化した時、当然「狂い」が発生します。


過去に類稀なる「匠」の技が有りましたが、やっぱり「反り」「狂い」はありました。

しかしながら、自然にあるものを工夫して使っていることを皆が知っている上、文化の中に「許す」が組み込まれていた為、さして問題にはなってきませんでした。

現代では、ジョイントが離れて当然のビニールクロスの継ぎ目を目くじら立てて怒ったり、木が収縮して形状が変化したことに「全面交換」を要求されたりする方々が増えてきました。

何かのテレビの影響でビー玉をばーっと大量に転がして「家が傾いている!欠陥住宅だ!」と叫んだり、さまざまです。

別に家が傾いていなくても、抵抗の少ないフローリングにビー玉を転がせばわずかでも低い方向に転がります。

そんな、体に感じない事まで計りを出して気にします。

昔のお家、もっとガタガタに傾いてます


床が鳴る、階段がきしむ、欠陥だ!


昔のお家、もっとキィーキィー鳴ってます


何かがおかしくなって来てないでしょうか?


~つづく~




強風吹きすさぶ嵐の真っただ中 〜皆生ホテル危機一髪〜

今日は皆生ホテルの未決定事項の打ち合わせで朝早くから出発しました。

打ち合わせは午後3時をまわりましたが、その間で今日の突風のせいで美保テクノス・増井部長が真っ青な顔で打ち合わせを抜けました。

突風で足場が崩れそうになったのです。

美保テクノスの優秀な監督の連係プレー、鳶たちの働きにより、寸での所で足場を確保、養生シートの取り去りを行いました。

増井部長、作業後真っ青通り越してましたよ。

あまりの危険さに写真は撮れませんでした。

しかしながら、隣の海浜公園の松がぼっきりと2本折れていました。

恐ろしい、日本海の疾風。

その後、鳥取市で耳鼻科建設の打ち合わせの為移動しました。
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ここ日本海は風の街

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風力発電の巨大なプロペラの林を抜けて行きます
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肉眼で見ると超巨大な羽
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強風すぎて停止させられている風車もありました。

強風の威力は
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コンビニも苦しめてました。
突風が入り口ドアを破壊し、
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ゴミ箱が店内に設置されています。
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すごい風でした。

そんな突風と豪雨の中打ち合わせを終えて先ほど帰宅、今ブログ書いてます。

僕に出来る事

そんな突風にも負けず日帰り