今日は、久しぶりに音楽を聴く余裕があったので、「キャロル」をCDで聴いた。


「キャロル」をご存じだろうか。


1970年代初頭、一世を風靡した、日本のロックバンドだ。


矢沢永吉、ジョニー大倉の二人によるツインボーカル、初期のビートルズを彷彿とさせる革ジャン、リーゼントの独特のファッション、日本語と英語の混じり合った歌詞・・・。


秀逸なのは、何といっても永ちゃんのシンプルなメロディーだ。


心に強烈なインパクトを与え、わかりやすい。


そして、日本語によるロックをいとも簡単にやってのけた。


キャロル以前は、まだ"ロックンロール"という音楽が世間で認知されていなかった。


当時のミュージックシーンに凄まじい衝撃を与えたのは言うまでもない。


同時代に、「はっぴいえんど」の細野晴臣が日本語ロックについて、別の方向性を示していたが、あくまで明るく、ロックンロールをただシンプルに楽しめばよいという解決策を示した点で、画期的であった。


たった2年半の活動で、当時の思春期を迎えた男の子たちの、アウトローに憧れる気持ちを揺さぶり、全国にムーブメントを起こしている。


その後、不良といえば、革ジャン、暴走族、サングラスというイメージを定着させるのにも、一役買ったのだが。


久しぶりに聴くと、永ちゃんやジョニーの若いエネルギーに満ちた歌声に、元気づけられる。


40年以上経っていても、良いものは、やはり良いのだと思わせてくれるパワーを持っているのだ。