自民党総裁が石破さんになり、円高が進んだようです。そして、時間外の株価はだだ下がりとか。
なぜそういうアルゴリズムなのか、ヤフー知恵袋の回答などを読み漁ってまとめてみようと思います。
まず、総裁選の決選投票に残ったのが石破さんと高市さん。このふたりの政策方針が真逆でした。
高市さんの経済に対する方針は
『「金融緩和」「緊急時の機動的な財政出動」「大胆な危機管理投資・成長投資」を総動員して、物価安定目標2%を目指します。』 ※高市さんの公式HPより引用
とのことです。
この金融緩和とは知恵袋から引用すると
『「金融緩和」とは、簡単に言えば、紙幣を刷りまくってバラまく政策です 安倍政権でやってた「アベノミクス」と同じです。』
とのこと。
金融緩和を行うことはすなわち、金利を下げるということ。金利が下がれば、金利の高い外国へ資産が逃げていくので円安になる。そういう流れです。円安になれば輸出産業は利益が増大するので、輸出立国の日本全体として株高となります。
すなわち、
高市政権の誕生=金利低下=円安=株高
という図式。
この思惑が働き、
『「高市首相誕生」への期待が高まった市場では、9月26日時点から株高、円安の動きが始まり、27日にはドル円相場は1ドル=146円台までドル高円安が進んだ。日経平均株価も3万9829円と4万円一歩手前まで急伸。』 ※東洋経済オンラインより引用
となりました。
なるほど、「高市・円安・株高」が証明される経済の動きだったわけですね。
それでは今回、自民党総裁となった石破さんの方針はどうなのでしょうか。
石破さんの公式HPではいまいち今後の経済政策のヒントになるような記載はみつかりませんでした。そこで、ネット上にある情報から石破さんの方針をピックアップしていきます。
・デフレ脱却最優先の政策運営を行う
・岸田政権の取り組みを引き継ぐ
・法人税には引き上げ余地がある
石破さんは明言していないようですが、「緊縮財政」を敷くのではないかと予想されています。
緊縮財政を調べると
「緊縮財政とは、政府が支出を削減したり増税したりして財政を引き締める政策です」
とのこと。
そして緊縮財政により金利は上がる方向みたいです。ここの繋がりがよく分からないのだけど、とにかく石破さん当選=金利の上昇という流れのようです。
金利が上がれば、米国との金利差が縮小し、円が買われるようになる。すなわち円高になります。
円高となれば、エネルギーをはじめ多くのものを輸入に頼っている日本にとって、物価下落の期待が高まります。一方で自動車をはじめとする輸出産業は売上げが減少し、株価は下がるというわけです。
まとめると
石破政権の誕生=金利上昇=円高=株安
ということでさきの高市さんとは真逆の流れになるようです。
ただ、27日の石破さん選出後の急激な円高は、「石破さんが選ばれた」ということよりも「高市さんが選ばれなかった」ことによる反動とも見られているようです。
知恵袋の質問より引用しますが・・・
「石破総理誕生→法人税&金利爆上げ→円高&株価暴落→失業者爆増→住宅ローンこげつき爆増→派遣村炊き出し再開→石破おろし加速→高市内閣誕生→株価復活
ここまで3年くらいの時間かかりますか?」
というストーリーを描いている人も居るようです。
どこまで実際に起こり得るかわかりませんが、なんとなくそんな未来も予想できるかもしれないですね。
高市さんには高市さんの正義が、石破さんには石破さんの正義があると思います。ですが、世界は日本の甘っちょろい考えでは通用しないほどシビアに日本を見ています。
追い詰められて逆上して手を上げた時点で負け。したたかでかつ怒らせると怖いと思われるような強い日本になれるよう、政治家には頑張っていただきたいですね。
休み明けは日本株はまた暴落かなぁ。。。