7億を手にするフィクションで
当選発表日まで幸せに浸るコーナー。
(だんだん言うことが雑になってきた・・・)
とりあえず、銀行口座に7億あっても
それは所詮数字の羅列。
具体性がないので、ひとまず現金を手にする。
「100万円」。
なんだか子供っぽいが
現金といえばとりあえず100万円だ。
そして、それを茶封筒に入れて
いつも持ち歩く小汚いカバンに入れる。
さて、仕事は辞めた(ことになってる)し、
朝起きてから、寝るまですべて自由時間だ。
もう、これだけで7億円は十分幸せをもたらしている。
とりあえず、カバンを持って出かけるとしよう。
金のいちばんの意味ある使い道は「時間との交換」
だと考える。(=時間をカネで買う)
というわけで、タクシーが玄関前に来ている。
いきなり空港へ行って、
ふらりと他所の都市へ行ってもいいのだが
まずは足元から制覇しようか。
繁華街でタクシーを降り、
カネ持ってんどー的に歩くが
日頃から「欲しいけど我慢してる」ってものがないので
これを買いに行きたい、という欲求がそもそもない。
とりあえず、マクドナルドにでも入って
ビッグマックのセットでも、普通に頼もうか。
100万円でそれかい!
・・・だが、現実であっても
マクドナルドスタートは濃厚かもしれない。
7億を手にしても、
「お金ってありがたいなー」って、
小さな頃から意識の根底にあるから
突然、贅沢品に散財することはないと思う。
衣料品店が多いけど、まったくファッションには
興味がないから、ここでセンスのいい子を呼び出して
適当に見繕ってもらおう。
お礼に上から下まで一式(本人に選ばせて)プレゼント
してあげよう。
デパートを下から上までつらつらと見ても
特別買いたいものはみつからなそう。
靴は割と持ってるから、いまあるのでいいや。
腕時計もいらない。
バスタオルとかフェイスタオルは使い心地のいいものに
替えようか。
絵画とか興味ないし、壺も高級食器もいらないか。
家具や家電は専門店へ行こう。
最上階のレストランで軽く食事とお茶でも。
デパ地下で適当に惣菜とか、デザートとか買ったら
帰るとしよう。(もちろんタクシー)
消費行動1日目、いくらつかった?
まぁ、ささやかなスタートだね。
でも「安いものを」という視点ではなく
「(高くても)本当に欲しいものを」
「(高くても)なるべくいいものを」
という視点で買い物できるのだと思う。
やがて「高くても」という但し書きは
つかなくなるのだろうか。
鞄の中の100万円はきっとそんなふうに
意識を変えていく。