オレオレ詐欺とド○モの姿勢、プラス青山 | seekerのブログ

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身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体

もうオレオレ詐欺って言わないんだっけ。

特殊詐欺?

 

ま、なんにしたって国外から日本の老人宅へ電話して、こう言うわけさ。「会社のカネを使っちゃって、金曜までに返さなきゃ、俺警察に捕まっちゃう。助けて、かあさん」って。

先日までの連続強盗事件の主犯格がフィリピンだかシンガポールだか知らないけど、国外から電話で指示出してたように。

 

 

メールも相変わらず来るね。(郵便物は廃れたようだが)

クロネコを騙ったり、Amazonを騙ったり、税務署を騙ったり、「誰だよお前」ってな女の名前騙ったり。

 

 「働け。さもなくばタヒね。」

 

と、本気で打ち返しても、すでに人にあらざる「社会の害悪」に届くはずもない。もちろん、ハナからスルーだが。

 

 

こんな「嘘」を何万、何十万と発信して、ものすごくわずかだが引っかかる人がいる。だからこの「ビジネス」は廃れることがない。

 

キーワード:

  『少しでも引っかかるヤツがいればラッキー』

 

 

 

ド○モが発行するカードがある。某女優がcmやってたやつだ。別に某女優が可愛かったからという理由ではないが、カードをつくってみた。

 

 「○ヶ月以内は利用金額の○%ポイント還元」

 

みたいなうたい文句に釣られただけだ。

 

どうせ必要な買い物だし、せっかくだから使ったれ。と、しばらくはメインカードから切り替えて使ってみた。

だが、どれほど待ってもポイントはゴミほどしかつかない。

なんなんだ?新手の特殊詐欺か?

 

念のために自分の利用履歴なども確認したが、ポイント算定期間内だし、きちんと引落もされている。

 

面倒くさいが、問い合わせ窓口に電話をかけ、(つながるまで)さんざん待たされた挙げ句、言われたのは

 

 「エントリーされておりません」

 

・・・は?

 

 「ご利用もお支払いも問題ございませんが、

  キャンペーンへのエントリーがないため

  ポイント付与はございません。」

 

あ・・・あぁ、そうですか。

それはすみませんでした。

 

・・・エントリーってなんだ?

 

 

電話を切った後、現在の入会勧誘ページを見てみる。

 

 

・・・「要Webエントリー」って書いてるわ。

ちっさく。

 

「カード作った人で、ポイントほしいならエントリーしてね。

 いらないひとはしなくていいからね。」

 

この一手間、なんなん。

ポイント要るに決まっとるわ。

カード作った時点で同時エントリーでええやん。

 

俺のような間抜けは、この一手間を見落として、手にするはずだった何千ポイントかをもらいそこねる。

 

 

 キーワード:

  『少しでも引っかかるヤツがいればラッキー』

 

 

そう。

ド○モの姿勢は特殊詐欺と同じである。

 

嫌らしいのはこんな「トラップ」をしかけといて、「きちんと明記しておりましたので、弊社には落ち度はございません。」などと、堂々と開き直ることができる点にある。

 

 

そして、

詐欺師もド○モもハラのなかではこう思っている。

 

  「ひっかかった方が悪いんや」

 

てか、この一文(「要Webエントリー」)を考えたヤツには、トラップに1人引っかかる都度インセンティブが出るのかもね。

 

 

片や犯罪者、片や日本のインフラを支える大企業

でも、考え方の根っこは「自分が得をしたい」という点において一致する。もっとも、積極的に人をだますか、マイルドなトラップかの違いはあるが。。。

 

 

 

 

さて、ここで「青山」である。

 

最近はあまり「閉店」詐欺をやらなくなった紳士服販売各社であるが、つきあいのある青山はとにかく「味方感」がすごい。

買う物を決めて、レジ前のテーブルにつくと、

 

 「お葉書は届いていますか?」

 

とくる。

 

-あぁ、一応もってきました。

 

そのあとも矢継ぎ早に

 

 「メールは届いていますか?」

 「アプリ入っていますか?」

 「青山カードはお持ちですか?」

 「割引券届いてませんか?」

 「dポイントカードはお持ちですか?」

 「Tカードはありますか?」

 

と、値引やポイント付与できそうなものを店員の側から次々に提示してくる。

もっとも、そういうのも含めた価格設定なのだろうが、少なくともド○モのような出し渋りは微塵も感じさせない。

 

そういうのを分かっているから、青山では鷹揚でいられるし、「ネクタイもどうですか?」と言われれば、だったら1本つけたって構わない、という気にさせられる。

 

 

 

 

嘘だらけの世の中。

あわよくば客を出し抜こうと考えている企業。

こちらが申告しないとなにもしてくれない行政。

 

いずれにせよ、用心深くならないと

この世の中を上手に渡っていくことは難しい。