電話をかけたときから、なんだか胡散臭かったのだ。
電話に出た男は、お前酔ってんのか?
と聞きたくなるような口調。
とりあえず話は通じる。
だが、受け答えの口調は
明らかに頭のネジが何本か飛んでいる。
まぁいい。
要件は伝えたし、後日、必要な書類は無事に届いた。
それをもとに事務手続きを済ませたのだが、
それから数ヶ月。
行ったはずの手続きが執行されない。
・・・はて。
書類に不備があったとの連絡もないし、
時間がかかるものなのだろうか。
さらに数ヶ月。
痺れを切らして電話を入れてみる。
今回電話に出たのはあの男ではなかった。
事情を伝えると、しばらくお待ちください、と
端末を操作している空気。
そして回答。
「手続きは確かに出来ているのですが、
それとは別の申請が必要で、それが完了していないため
手続きが完了しておりません。
最初に説明が不足しておりました。
大変申し訳ございません。」
・・・。
さて、突っ込みどころは二つあるわな。
こちらの実行したい手続きは分かってるわな。
そのためには「2種類」の手続きが必要なんだな?
なんで、1個だけ案内して、もう1個は黙っとんねん。
(関西人じゃないけど、こういうときは使いたい)
そんで、
その1個だけの手続き申請が届いた段階で
なんで、そのままほったらかしやねん。
手続きが進まんのは分かっとろうもん。
お役所の典型、「スーパー他人事」だわな。
ほんと、うらやましいわ。
民間のサービス業じゃ、こんなの考えられん。
いや、ホントは質の下がり始めた民間のサービス業も
こんなのが嫌になるくらいあふれてるけど、
ここは一つ、役所のクソ体質を叩くために
あえて「民間はお前らよりずっとまともだ」と、主張しておく。
お前らなんか要らん。
さっさとオンライン化されて淘汰されてしまえ。
いいよね、「すみません」はタダで。
こっちは実害が出てんだぞ。
手続きが遅れた分のこっちの損失、お前が補填しろ。
・・・とか、言わんよ。もちろん。
恐喝になっちゃうから。
すこーしだけ声のトーンを落として、
じゃ、次の手続きをしますから、
早いところ書類郵送してください。
よ・ろ・し・く・お・ね・が・い・し・ま・す。
と、お伝えした次第。
ミスは誰にでもあるって言うね。
仕方ないよ、人間だもの。
ただし、俺の案件でミスすんな、ボケッ。