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雑感、皮肉、ココロモヨウ、好きなこと、お買い得、時事・・・
身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体

 

どうにも二人の会話はかみ合わない。

 

 

こちらから投げかけている質問を完全にスルーし、

あちらは自分の言いたいことを言っている。

 

 

あえて沈黙を守ることで、

 

 「お前の言っていることは俺の問いかけに

  何一つ答えていない」

 

 「まず俺の質問に答えろ」

 

ということを訴えてみるが、通じない。

 

 

万事そうだった。

あちらから返ってくる言葉にはいつだってがっかりさせられたし、

言葉を交わすたび、ひどく消耗させられた。

 

俺の立場からすると、

よくこんなのとコミュニケーションが

成立する人間がいるものだ、と感心する。

 

あちらはあちらで俺が不機嫌になっていくのを

不思議に思っていたかもしれない。

あるいはそんなことすら気づかなかったかもしれない。

 


多くの人とは程度の差はあれ、回路の互換性がある。

だから両者の間には「理解」という共通解が生まれ

やがて「関係」が成り立つ。

 

だが、あちらとはそもそも回路自体が異なる。

互換性がないから、

互いの言語を理解できないし、処理できない。

 

 

いや、俺はあちらの言語を理解できなくもない。

あちらのプロトコルに同調して処理を行うことだって

やってやれないことはない。

 

けれど、そこまでの情熱がない。

 

俺がどれほどのリソースを割いて

あちらの回路をエミュレートしたところで、

あちらは俺の努力も知らずに

勝手な言葉を吐き続ける。

 

もう、頭の良し悪しとかいう次元ではない。

 

 

もともと互換性のない俺とあちらとが

交わらなければいいだけの話。

 

 

俺は俺のことを理解する人々を

あちらはあちらのことを理解する人々を

大切にすればいいだけのこと。