自分の仕事は「ケチをつけて直させることだ」と
信じて疑わない人間が、
職務遂行上の「上司」と呼ばれるポジションに
来ることほど面倒くさいことはない。
理解できないなら黙っていればいいのに
何か一言言わないと気がすまない。
言いたきゃ
勝手に害のない程度に一人でつぶやいていればいいのに
人の出した結果に、
余計な一手間をかけさせて
「自分もそれに参加したぞ」と乗っかりたがる。
あるいは、
その仕事を成し遂げた俺に対して
「それをさらに修正してやったぞ」と、
マウンティングでもしたいわけか。
とんでもないことろを突っつかれて
わけの分からない修正などかけられたら
たまったものではない。
だから
わかりやすいところにこれみよがしの穴をあけておく。
そうすれば、ちゃんとそこに引っかかる。
ムスカが言う。
『バカにはちょうどいい目眩ましだ』
その穴をご指摘の通り塞ぐことで
最終的に100%の仕上がりになる。
さすがでございます。
私には遠く考え及びませんでした。
マウンティングしたけりゃすればいい。
100%の仕上がりを崩されずに済むなら
慇懃無礼なセリフなどいくらでも吐いてやる。