サンタのおくりもの | seekerのブログ

seekerのブログ

雑感、皮肉、ココロモヨウ、好きなこと、お買い得、時事・・・
身勝手な俺が繰り出す、書いた本人もろくに覚えていない言葉の集合体

優しいサンタはいつも欠かさずおくりものをくれる。


けれど


ある時気付いたんだ。




これは


「ぼくがほしい」ものじゃなくて


「サンタがプレゼントしたい」ものなんだ、って。




つまりサンタは


ぼくのことをよく見ていなかったんだね。


プレゼントを枕元に置いた時点で


彼は満足し、


そして行ってしまう。




12月25日の朝、


プレゼントを見つけた僕は


喜んで


「ありがとう、サンタさん」


と言うけれど


それは包みを開くまで。





ぼくの「願い」に


そもそも興味のないサンタさん。





いつしかプレゼントを待ち望まなくなった。





枕元に


「もう、プレゼントはいりません。」


と、置かれて初めて気付くだろうか。


それとも


何が不満なのか、と怒るだろうか。







でも、もういりません。


あなたに


ぼくの望みは届きそうにないから。