第1章「関心を持つ」(4) 見方や解釈を変えてどんな部下も本気で好きになる | 黒岩禅の上司の魔法

第1章「関心を持つ」(4) 見方や解釈を変えてどんな部下も本気で好きになる

第1章「関心を持つ」(4)
見方や解釈を変えてどんな部下も本気で好きになる
 — 嫌いな部下の好きなところを100個書き出してみる

 なかには、どうしても気が合わない部下、嫌いな部下がいるかもしれません。
 「嫌い」という感情は、口にしなくても相手やまわりに気づかれるものです。
 知らず知らずのうちに、上司の雰囲気がチームの雰囲気を悪くしてしまいます。

 嫌いな部下の良いところを100個書き出してみましょう。

「嫌いだからない」などと考えず、無理矢理にでも書き出してみてください。どんなことでもよいのです。
 「字がきれい」でも「遅刻をしない」でもよいのです。
 1~2週間かけて「部下の良いところ」を見つけてみてください。
 どうしても見つけられなければ、同僚や仲間に聞いても良いでしょう。思いも寄らぬ「良いところ」を発見できるかもしれません。
 注意いただきたいのは、それを聞いたときに否定しないことです。聞いたら「なるほどね!教えてくれてありがとう!」と答えることを決めておくといいですね。

 意識することで部下の見方が変わります。
 同じ行動であっても、見方によっては悪く見えることもあり、逆に良く見えることもあります。
 それは「解釈」の違いなのです。

 「雨」が好きな人は多くないと思います。
 会社に行くとき、旅行に行くときなど「雨」だと憂鬱ではないでしょうか。
 私は、雨が降ると「空気がきれいになる」「草花が喜んでいるように思える」「農家の方が喜ぶ」などと思うように決めています。

 子どものころに、新しい傘や長靴を買ってもらったときには、早く雨が降ることを願ったのではないでしょうか。
 そんなふうに考えると「雨」も好きになります。
 「雨」に対する見方や解釈が変わるのです。

 部下に対しても、見方や解釈で好き嫌いが変わってきます。
 嫌いだと思っていたことは、「嫌いになろうとしていた」だけだと気づけます。

 私の部下の一人である豊川伸一さんは、いい加減さではチーム一番です(笑)。
 当初は、「このいい加減さはなんとかならないものか…」と仲間からも不評でした。

 しかし、2007年、2008年の2年連続で、アルバイトさんを対象に実施した「従業員満足度調査」において豊川伸一さんが店長をするお店が全国のTSUTAYA中トップレベルの成績を残したのです。

 いい加減と思っていたことも、彼の部下からすると押し引きが「いい(良い)加減」だったのでしょう。

 部下の良いところをたくさん見つけると、嫌いだった部下も好きになれます。

 あなたが部下の一人ひとりを、一番好きになってあげるのです。その本気の気持ちが必ず共感を呼びます。
 共感は「最高のチーム」をつくるために欠かせない要素です。

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