第1章「関心を持つ」名前をちゃんと書いてくれる人とは仲良くなれる気がします | 黒岩禅の上司の魔法

第1章「関心を持つ」名前をちゃんと書いてくれる人とは仲良くなれる気がします

第1章「関心を持つ」
1)名前をちゃんと書いてくれる人とは仲良くなれる気がします
~部下のフルネームを漢字で書けるようにする

 
私の考える「最高のチーム」をつくるための基礎は、
部下への「感謝」です。

ここで言う「感謝」とは「一緒に働いてくれる部下を大切に想う心
」のことです。

「心」は、あなたが部下に関わる心です。

部下に関心を持つことが「最高のチーム」をつくることにつながる

のです。

「関心を持つ」ことの第一歩が
「部下のフルネームを漢字で書ける」ことです。

「部下全員のフルネームを漢字で書けますか?」と、
私が主催するセミナーで質問をするのですが、
「書ける」と答えられる人は20人に一人くらいです。

業種によっては半数近かったりします。
少人数で編集活動をしてい

る出版関係では、
お互いのフルネームを漢字で書ける率が高かった

です。

逆に、営業職などは非常に少なくなる傾向があるようです。
普段から一緒に仕事をしているかどうかの違いかもしれません。

「部下のフルネームを漢字で書ける」ことは、
「一緒に働いてくれているあなたを大切にしています」という感謝
を一番簡単に表現する方法だと、私は考えています。

私の店長時代、
新規出店をする際に必ず行なっていたことがあります。

採用したアルバイトさんの顔と名前を、
彼らの初出勤日までに覚えるようにしていました。

新店の準備と並行して、
履歴書だけを頼りに50名近いアルバイトさんの顔と名前を覚える
のは大変なことでした。

採用された彼らにとっては、
面接のときに短い時間しか話をしていないにも関わらず
名前で呼ばれるのです。
それは、驚きとともに、とても嬉しかったと幾人ものアルバイトさ
んが話をしてくれました。

その効果はとても大きいのです。

仕事そのものへの取組みが違ってくることもありますが、
何よりも離職率が下がります。

新規出店の際には、
かなり多めにアルバイトさんを採用しますが、
オープン前後に再募集するお店も珍しくありません。

多くのお店は人不足で苦労するわけですが、
私の場合は思ったほど?辞めず、
逆に人が多くて苦労することのほうが多かったくらいです。

採用したばかりの50人の名前を覚えるのは大変でしたが、
いつも一緒に働いてくれる部下の名前を覚えるのは、
それほど大変なことではありません。

ふだんの仕事の中で、
フルネームを使うように意識するだけです。

例えば、メモを残すときにも「小林さんへ、○○の件で…」ではな
く、「小林広平さんへ、○○の件で…」と書くだけです。

1ヶ月もすれば、自然と覚えていることでしょう。

渡邊一雄さんは2008年7月に中途入社してくれました。

それまでは、弊社でアルバイトをしてくれていたのですが、
「自分の名前を、ちゃんと書いてくれる人とは仲良くなれる気がし
ます」と話していたのを覚えています。

部下の、上司に対する言葉ではありませんが(笑

彼の「渡邊」という漢字は、「渡邉」と間違われやすいし「渡辺」
と書かれることも多いそうです。

本人にとっては大切な名前です。ちゃんと書いてほしいと思うのは
当然のことだと思います。

「ちゃんと書いてくれた人とは仲良くなれる気がする」というのは
、まさに「あなたを大切にしています」という気持ちを、彼が受け
取るからです。

「部下のフルネームを漢字で書ける」ことは「感謝」を形にする一
つの方法です。

それは「一緒に働いてくれているあなたを大切にしています」とい
う気持ちを伝える一番簡単な方法なのです。

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