上司として知っておきたい〜「休みたい」と連絡のあったアルバイトを叱ってはいけない | 黒岩禅の上司の魔法

上司として知っておきたい〜「休みたい」と連絡のあったアルバイトを叱ってはいけない

こんにちは、黒岩禅です!!

久しぶりの上司として知っておきたいシリーズは、

「休みたい」と連絡のあったアルバイトを叱ってはいけないお話です。


 「体調が悪くて休みたいのですが・・・」と午後6時に電話が入った。
電話の相手は、午後6時からシフトに入るアルバイトのひとりだ。

 電話に出た店長は、
「ふざけんな!6時から入んのに6時に電話してきてどないすんねん!休みたいんやったら、もっと早う電話してこい!今から来い!」と怒鳴りつけ、無理矢理に出勤をさせた。

 このひどい店長は私のことで、本当にあった話です。

 無責任に休みたいと言ってくる、さらに勤務開始時間に連絡をしてくる彼を許せなかったのです。

 私はアルバイトからの信頼を失ってしまいました。

 アルバイトが困ったときに助けてあげないのですから、助けてもらえるわけがありません。

 「休みたい」と言ったアルバイトだけならまだしも、ほかのアルバイトにも影響を与えてしまいました。

 本当にダメ店長でした(笑)


 いまの私ならこうするでしょう。

 「体調が悪くて休みたいのですが・・・」と電話が入った。

 電話に出た私は、「ふざけんな!」という言葉をグッと飲み込んで
「大丈夫か?しんどいのに電話くれてありがとうな」と答える。

 アルバイトは「熱が少しあるみたいで申し訳ありません。ホントはもっと早く電話するべきだったんですが・・・」

 「気にせんでええから。まずはゆっくり休んで元気になってや。念のため、明日の代わりもこっちで探しとくから安心して寝とき」

 いかがでしょうか?

 実際に私たちの店舗ではこのような対応をするように心がけています。

 アルバイトが時間ぎりぎりに電話をしてきたのは、最後まで出勤しようと思ってくれていたのです。

 昨日から体調が悪かったけれども、今日になったらなんとかなると思ってた。
今朝も体調が悪いけど、午後になったら何とかして出勤をしよう。
だって、休むと迷惑掛けるし・・・。

 そんなことを思い続けているうちに、体調も回復せず出勤時間になってしまう。
もう電話するのも気が進まない。絶対に怒られる。どうしよう・・・。

 そうやって、体調が悪いのに勇気を振り絞って電話をしてくれたんだと思うようになりました。

 「黒岩さん、それは甘やかしすぎじゃない?」と思う人もいるかも知れません。

 はっきり言えるのは、甘えていたのは私自身だったんです。

 「体調が悪かったら、できるだけ早く連絡をして」ということの指導をしていなかったのです。
 指導をしていないことを叱り、アルバイトに責任転嫁し「無責任!」と言っていたのです。

 いまは、「体調が悪かったらできるだけ早く電話をください。電話がしんどかったらメールでもいいからね。明日になったらなんとかなると思うことは止めてください。私たちやお客様に大きな迷惑をかけることになるからね。まずは相談してね。」という方針を、入社時や普段の朝礼などで話をしておきます。実際の説明時には具体的な事例を含めて話をします。

 予防に努めることが大切です。

 米国人のベンジャミン・フランクリンが「1オンスの予防は1ポンドの治療に値する」と語ったことがあります。

 黒岩流に言い換えると「3分の教育は、1時間のトラブル対応に勝る」です。



最後まで読んでくれてありがとう。

深謝



11月3日(祝)に出版記念講演します~