今回は、
新製品です。
UM 1/72
メーベルワーゲン です。
“ FLAKPANZER Ⅳ MOBELWAGEN ”
メーベルワーゲンは、
Ⅳ号戦車の車体を流用した対空戦車です。
1943年9月に、
新たな対空戦車として試作されたのが、
2cm Flak384連装を搭載した、
メーベルワーゲンです。
しかし、
「地獄の4連装」と恐れられた2cm砲も、
次第に威力不足と判断され、
量産化は見送られました。
量産型では、
より強力な3.7cm対空機関砲 (FlaK43/1)、
一門を搭載していました。
本車及び、
ヴィルベルヴィント、オストヴィントも含め、
あくまで、
クーゲルブリッツやケーリアン配備までの、
暫定的措置と考えられていました。
しかし、
それらの車輌は実戦には間に合わず、
終戦の前々月まで生産が継続し、
最後まで対空戦車の主力は、
このメーベルワーゲンだったのです。
因みに「メーベルワーゲン」とは、
「家具運搬車」のことで、
装甲板を立てた状態から由来しています。
キットはUMの新製品で、
同社Ⅳ号戦車バリエーションの一つです。
地道にバリエーション展開しており、
パーツを見た感じ、
今後の展開を考えた分割や追加金型も
よく考えられています。
しかし全体像は、
このⅣ号シリーズをまだ組んでいないので、
パッケージの画像を信じて
判断するしかないです。
インストを見ると、
四方の装甲板の開閉状態を、
選んで組むことになります。
当ブログ内でも、
バンダイ 1/48や、
MACO 1/72(量産型)などを
紹介させて戴いておりますが、
この装甲板の開閉状態は
悩むところですね。
まぁ、
その悩む時間も楽しいのですが。
ミニスケールにおいては、
古くからメーベルワーゲンは、
意外とメジャーだったかも。
個人的にも、
開閉出来るプラットフォームは、
小さい頃から好きな車輛の一つでした。
画像は拾いですが、
童友社のチョロタンシリーズからの
メーベルワーゲンで、
それも試作型が発売されていました。
元々このキットは、
倒産した緑商会が出していたもので、
初出は1965年でした。
その後、
エーダイ(後にアリイ)
からも量産型?として出ていましたが、
どちらもトイ的なキットでした。
しかし、
当時少年だった自分は、
これらのキットを色々こねくり回して
改造したりしていました(^^ゞ
今回、
このスケールで
ちゃんとしたキットが出て、
嬉しかったり、今更だったり…
ちょっと複雑かも(笑)
続く。