今回は、
新製品です。
Vespid Models 1/72
341型対空戦車 です。
“ FLAKPANZER 341 ”
対空戦車のベースとしては、
ドイツ軍の主力戦車であった
Ⅳ号戦車の車体が利用されましたが、
当時の最新鋭戦車である
Ⅴ号戦車 パンター車体も計画されます。
このパンター戦車をベースとする
対空戦車の開発の開始は、
1943年5月に決定されましたが、
ただしそれ以前から、
メーカーでは計画が進んでおり、
この際に数種類の図面が
作製されているようです。
キットの表記である「341型」とは、
器材番号を表していますが、
馴染み深い名称では、
「ケーリアン」になりますね。
ケーリアン対空戦車は、
パンターの車体に、
モックアップの砲塔を載せた
試作車が作られました。
ところがパンター戦車自体は、
主力戦車とし最優先で生産されており、
補助車輌である対空戦車に
生産する余裕はなく、
その潜在的能力が期待されながらも、
同車が量産されることはありませんでした。
キットは、
Vespid Models の
パンターバリエーションです。
対空砲塔が
新規パーツで追加されています。
モックアップの時点では、
D型車体でしたが、
量産型ではG型車体であった、
と云うのは、
今やデフォルトでしょうか。
新規金型の砲塔と、
エッチングパーツと金属製砲身。
砲塔のモールドも、
このスケールではレジンキットも含め、
屈指の細かさです。
エッチングパーツも、
エンジンパネル上のフックや、
シュルツェン架など、
このスケールでは異常に細かいです。
しかし、
モックアップのみの試作車輛で、
砲塔のモールドが煩く感じるのは、
自分だけでしょうか。
あまりディテールに凝り過ぎると、
ドイツ戦車らしくない、
と感じてしまいます(^^ゞ
続く。