今回は、
懐かしいフィギュアセットです。
ハセガワ 1/72
ミニボックスEシリーズ
ドイツアフリカ軍団歩兵セット です。
“ GERMAN SOLDIERS AFRICA CORPS ”
灼熱の砂漠地帯で活動をした
『ドイツ アフリカ軍団』の服装は、
元々地中海方面向けに、
作られていたもので、
ヨーロッパ戦線で使用されていたものと
基本的なデザインは同じなのですが、
襟の部分は開襟となり、
各種帽子やズボンなどは、
オリーブグリーンのコットン製でした。
これらの服装は、
砂漠の強い日差しによる退色から
カーキ系の色調に見えたりもしています。
革素材などは、
乾燥でひび割れてしまうため、
ベルトやブーツは一部の補強部分を除き
キャンバス製のものを使用していました。
また、北アフリカ戦線における
『ドイツ アフリカ軍団』は、
常に気候の厳しさとともに、
物資の不足にも苦しめられていた為、
捕獲したイギリス軍の軍装を流用するなど、
兵士達の服装の規律は、
緩やかなものでした。
キットは、
かつてハセガワが、
1975年~1979年の間、
イタリアのエッシー社(ESCI)と提携し、
商品展開していた
「ミニボックスEシリーズ」からです。
※当時のミニスケールで、
1/72で商品展開していたのは、
この2社のみでした。
内容は、
ドイツアフリカ軍団歩兵を、
躍動感あるポーズで再現した、
21体のフィギュアをセットしたものです。
材質は、
軟質なものではなくプラスチック製。
旧エッシーの金型を引き継いだ
イタレリからも、
このプラスチック製のシリーズは
再販されていませんね。
インスト(組み立て説明書)はなく、
パッケージ裏に、
組み立てが必要なものだけ
図解されています。
そして下段には、
戦車と絡めた作例が。
こういう写真が当時、
カッコ良く見えて、
真似しようとしたものでした(^^ゞ
実はこのキット、
最近入手した戴き物で、
もう少し早かったら、
「北アフリカ戦線」祭りの戦車に、
一花添えようかと思いましたが、
またの機会に。
続く。