今回は、
参考資料です。
#北アフリカ戦線祭り の、
製作イメージの手助けになれば
幸いです。
※今回用意させて戴いた画像は、
全てネットからの拾いです。
参加者様の中でも、
恐らく一番人気であろう、
Ⅱ号戦車のカモフラージュを考えます。
“ CAMOUFLAGE of Pz.Kpfw.Ⅱ ”
チュニジア 1943年3月、
第15装甲師団のⅡ号戦車F型。
「R」が付くⅡ号戦車は、
比較的有名ですが、
資料によっては細かい差異もあります。
チュニジア 1943年冬、
第10装甲師団のⅡ号戦車C型。
北アフリカ 1942年、
第15装甲師団のⅡ号戦車F型。
迷彩もあるんだ~、
って感じですが、
この3色迷彩は怪しいかもw
リビア 1941年、
第5戦車連隊のⅡ号戦車F型。
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プラモデルでは、
やはり、タミヤでしょうか(^^ゞ
タミヤ 1/35のⅡ号戦車F/G型は、
MMの9番目にして、
シリーズ初の戦車。
作られた方も多いと思います。
タミヤ 1/35
Ⅱ号戦車F/G型 インストより。
5パターンある塗装図のうち、
上図の2種類が、
アフリカ戦線の対象車輛になります。
砲塔の後ろに付く、
ゲペックカステン(雑具箱)の有無で、
F型とG型を分けているようですが、
コレは間違い。
両方とも、F型です。
因みに、
本来のⅡ号戦車G型(VK.9.01)。
それまでのⅡ号戦車系列とは違い、
車体と砲塔は全くの新設計でした。
少数しか生産されておらず、
ナゾの多い車輛でもありますが、
下記のような面白い記録もあります。
第33歩兵師団の解隊と再編制による
第15機甲師団への1941年2月1日付の
転換状況報告書において、
6輌のVK.9.01が、
1941年1月27日~2月1日にかけて
引き渡されたと記録されています。
第15機甲師団は、
1941年4月に
北アフリカ戦線に移動しましたが、
そこでの戦闘記録に、
VK.9.01があった事実は、
残念ながら確認できておりません。
写真があれば確実な証拠となりますが、
北アフリカでの戦場写真では、
今までにも確認されていません。
しかし、
完成後に撮影されたVK.9.01の中に、
熱帯地用の
2色迷彩塗装が施されている車輛もあり、
それらは北アフリカへ、
送られる予定であったことが伺えます。
これ以外のVK.9.01については、
配備先の記録も残っておりません。
話しが逸れてしまいましたが、
こういった車輛を狙うのもアリかも。
アカデミー 1/35
Ⅱ号戦車 F型 “北アフリカ戦線” より。
昨年発売されたばかりのキットで、
現在、
アフリカ戦線のⅡ号戦車F型を作るには、
最もマーキングが正確で豊富なキット、
かもしれません。
今回は以上です。
少しでも参考になれば幸いです。
続く。