ダ・ヴィンチの戦車 | 緋色の部屋  ~ A Space in Scarlet ~

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趣味の模型を中心に投稿していこうと思います。
よろしくお願いします。

今回は、

残されたスケッチからです。

 

アカデミー ノンスケール

ダ・ヴィンチ・シリーズ

ダ・ヴィンチの戦車 です。

“ ARMOURED CAR ”

 

 

「ダ・ヴィンチの戦車」とは、

中世イタリアの大発明家

レオナルド・ダ・ヴィンチが考案した

戦闘用車輛です。
その形から

「円形戦車」とも呼ばれています。


ダ・ヴィンチが描いた

素描(スケッチ)を見る限り、

形状はモンゴルの住宅用テント、

「ゲル」のような円形の建物に

移動用車輪として2軸4輪を有し、

多数の砲を円周上に配置、

全方位に発砲可能としていました。

その材質も、

素描からは木造にも見えますが、

革製、金属製とも解釈ができ、

動力も人力によるものと推定できます。

 

現在残っているのは、

2カットの素描のみであり、

ホントに作られたのかも不明ですが、

実際に作ったとしても、

絶対に動くことがない、とされています。

 

 

レオナルド・ダ・ヴィンチが遺した素描には、

様々な機械や設計構造などに関する

考察が遺されています。

その中から、

12種類を商品化したシリーズです。

 

シリーズ共通なのは、
パーツ点数を抑え、

接着剤を使用しなくても組み立て可能な

スナップキットとして再現しています。

 

因みに、

商品名を訳すと「装甲車」になりますが、

ここでは、

「ダ・ヴィンチの戦車」とさせて戴きます。

 

このダ・ヴィンチの戦車は、

いつか欲しいと思っていたものでした。

 

探してみると、

ペーパークラフトであったり、

ウッドモデルであったり、

はたまた高価なモノまで、

色々あるようですが、

今回は控え目なヤツを選んでみました(^^ゞ

 

キットの中身を見ると、

ややディフォルメされた感じの造形で、

ゼンマイで走行可能としています。

 

スケールは、

素描からは大きさを判断できず、

色んな解釈もあるようで、

永遠に判別不可能です。

 

因みに、

キットの「傘」の部分は、

上から見ると正16角形で、

直径は約12㎝となっており、

もし、1/72とするならば、

大きさは8m64cmになります。

 

車輪の大きさが気になりますが、

妥当って云えば、妥当?(笑)

 

 

続く。