今回は、
軽戦車です。
ドラゴン 1/72
四式軽戦車 ケヌ です。
“ IJN TYPE4 Ke-Nu ”
四式軽戦車 ケヌは、
95式軽戦車ハ号の車体に、
97中戦車チハの
57mm砲塔を載せた車輌です。
元々当時の日本戦車の運用思想は、
歩兵支援が主で、
57㎜砲は、
敵掩体やトーチカなどの火点を、
沈黙させるには十分な性能でしたが、
対戦車戦闘になると、
脆弱と云わざるをえませんでした。
M4中戦車やM3軽戦車に対しても、
威力不足であったチハ車は、
57mm砲から初速の速い、
47mm砲搭載の新砲塔へ換装します。
ここで余剰となったチハの57mm砲塔を、
利用したのがケヌです。
57mm砲は古い砲ですが、
95式ハ号の37mm砲よりは、
格段に性能は上でした。
ケヌは1944年に少数が生産されましたが、
本土決戦の為温存され、
実戦には参加せず終戦となりました。
キットは実車同様に、
チハの砲塔とハ号の車体が、
そのまま入っています。
IBGでは、
まだチハは出ていないのですが、
その内キット化されるのかな?
パーツを見ると、
IBGスタンダードと云うか、
繊細なモールドで、
エッチングパーツも付属します。
ドラゴンの時もそうでしたが、
ハ号を出すとケヌも出してくるのは、
パーツの使いましが
利くからでしょうか(笑)
続く。