へんな兵器 | 緋色の部屋  ~ A Space in Scarlet ~

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趣味の模型を中心に投稿していこうと思います。
よろしくお願いします。

今回は、

資料です。

 

光人社NF文庫 広田厚司著

へんな兵器 

びっくり仰天WWⅡ戦争の道具 です。

“ STRANGE WEAPONS ”

 

 

第2次大戦中の欧州戦において

連合軍とドイツ軍が、

本当に真面目に考え出した珍兵器の数々-

上陸軍を阻む火炎防壁、

百五十機が載る氷山空母、

空気弾を射つ旋風砲、

炭塵爆発の力で飛翔する円盤、

あっと驚くパンジャンドラムなど、

その創意と工夫を凝らした製作背景も捉えた

異色の兵器読本。

写真図版百二十点収録。

※商品解説より。

 

※最近有名なパンジャドラム。

 

光人社NF文庫シリーズです。

 

文庫本サイズで値段も手頃、

今時珍しい資料本です。

 

目次は、

 第1章 陸の戦い

  (火炎防壁/スミス砲 ほか)

 第2章 海の戦い

  (ハバクック計画

   /Uボートの欺瞞装置 ほか)

 第3章 空の戦い

  (ドイツに負けない英珍兵器

   /奇抜な英ロケット兵器 ほか)

 第4章 爆弾と誘導弾

  (ウェーリス博士の秘密爆弾

   /クルト跳梁爆弾 ほか)

 第5章 科学戦

  (ヒンメルベッド防空レーダー

   /マグネトロン ほか)

となっています。

 

※Go229無尾翼機。

 

この本で云う「へんな兵器」は、

地味で報われなかった印象ですが、

それでも、

実用化まで漕ぎ着けたものもあったり、

その時代ではムリでも、

将来的に実用化になったものもあったり、

更には「そりゃ無理だろ」みたいな、

荒唐無稽なものもあったり…

 

好奇心があれば、

楽しめる本だと思いますが、

一般受けは難しい内容かも。

 

意外と、

メジャーな計画兵器などが、

抜けている印象です。

 

※円盤系、レパルシンB。

 

奇想天外兵器、などという言葉も、

一昔前に流行りましたが、

このブログ内では、

模型的な表現も考えたいです。

 

例えば、

この本に掲載されている、

M3グラントCDL、

ランカスター爆撃機のダムバスター、

Go229(Ho9)、Sdlfz251/20 UHUなど、

実際にプラモデルとして

商品化されているモノもありますが、

よりマイナーで地味な兵器には、

キット化される機会すら与えられません。

 

しかし、

そういうモノにも、

惹かれてしまいますね。

 

 

続く。