今回は、
新製品です。
ドラゴン+LEXA MODELS 1/72
M4A3 シャーマン
w/カリオペ ロケットランチャー です。
“ SHERMAN with ROCKET LANCHER
T34 ‘CALLIOPE ’ ”
第2次大戦において、
各国はロケット兵器を使用しましたが、
アメリカ陸軍は、
砲兵の砲撃支援能力を非常に重視した一方、
命中精度の劣るロケット砲は、
あまり使用しませんでした。
これは、物量に勝るアメリカ軍が、
生産コストの低い兵器には、
あまり興味を持たなかったものと思われます。
しかし、
ロケット砲の利点である多連装式による
濃密な弾幕射撃には興味を引かれ、
戦車上に搭載するタイプが開発されました。
このロケット砲は、
60連装式のM8 114mmロケットランチャーと、
20連装式のM17 182mmロケットランチャーの、
2種類が存在しました。
M8 114mmロケットランチャーは、
M4中戦車用に開発され、
チューブ式のランチャーを
4段式に60連装式として、
ロケット弾は羽根を折畳んだ状態で
装填されました。
この装置は、
脱着は簡単に行なうことが可能で、
前線部隊により装着することができ、
76mm砲 砲塔型以外の、
M4中戦車シリーズの各型に
搭載が見られます。
M8 114mmロケットランチャーの運用は、
1個小隊単位で行なわれ、
4~5輌から一斉掃射による、
強力な弾幕により敵を圧倒、
敵の戦線に穴を開け、
突破するのに用いられました。
キットは、
待っていたアイテムです。
ドラゴンも、
M4シャーマンシリーズを
リリースしているメーカーの一つですが、
戦車型ばかりなのが残念です。
今回は、
既存のM4A3に、
LEXA MODELSのロケットランチャーを
足したものです。
LEXA MODELSのことは、
良く知りませんが、
3Dプリンターで作ったパーツで、
パーツを見たところ、
繊細で、物凄いディテールです。
カリオペと云えば、
ミニスケールでは、
古くからあるエッシー1/72、
新規パーツを追加したAIRFIX1/76、
そしてUMなどがあります。
中でもこのドラゴンのカリオペは、
最も再現度が高いと思います。
続く。