今回は、
新製品です。
タミヤ 1/35
ケッテンクラート です。
“ Sd.Kfz.2 KLEINES KETTENKRAFTRAD ”
ケッテンクラートは通称で、
正式名を、
NSUケッテンクラフトラット
といいます。
第2次大戦中にドイツ軍で作られた、
最も小さいハーフトラックです。
全長3m、重量1.56トン、
路上最大速度60~70km/hでした。
前半分が角ハンドルのオートバイで、
後ろ半分は路外踏破性の高い、
キャタピラを装備していました。
国防軍リストでは、
軽牽引車に分類されていましたが、
乗員や貨物を搭載し、
小回りが利く車輌として、
戦場では重用されました。
キットは、
待望の新製品であり、
同社1/35のリニューアル版。
キットでは中期型を再現しています。
付属する歩兵のポーズも、
旧作を踏襲しつつ、
巧くリニューアルを果たしています。
・牽引時の全長139mm、全幅29mm。
・ユニークなフォルムはもちろん、
緻密な足まわりなども実感豊かにモデル化。
・エンジンや変速機はパーツ数を抑えて再現。
・エンジンハッチは開閉可能。
・履帯は直線部を一体とした連結式。
・パッドは別部品として
立体感あふれる仕上がり。
※メーカー解説より。
エンジングリルには、
エッチングパーツが付きます。
これだけでも、
精密感は増しますね。
このグリルには、
ビミョーに湾曲が必要な為、
治具も用意されています。
箱を開けた瞬間は、
立体感のない印象でしたが、
それらは細かく細分化された、
裏返しだったのかもしれません。
個人的には、
タミヤが1/48で
ケッテンクラートを出した時から、
1/35のリニューアルを予感していました。
こうしてキットを眺めると、
タミヤの意欲作でもあるな、
と感じます。
続く。