今回は、
大型の新製品です。
タコム 1/72
SLT56 戦車運搬車 &
レオパルト 2A7戦車 です。
“ SLT 56 & LEOPARD 2A7 ”
■SLT56 戦車運搬車
SLT56は、
ドイツ連邦軍が現在運用中の
戦車運搬車です。
増加装甲の装着などにより
重量の増大した
レオパルト2A5/A6を輸送する為、
1980年代に
SLT50エレファントの代替車輛として開発、
計49輌が生産・導入されました。
SLT50からの変更点として、
トラクター部がSLT50の8×8輪駆動から
8×6輪駆動となり、
セミトレーラーには小径のタイヤを採用。
又、フロントバンパーに
埋め込まれているライトが
SLT50ではシングルライトですが
SLT56ではタンデムライトとなっています。
■レオパルト 2A7戦車
戦後第3世代の傑作戦車と評される
レオパルト2をベースに、
段階的な改修を加え、
防御力そして攻撃力を強化し
誕生したレオパルト2A5。
くさび型の増加装甲をまとった砲塔が
特徴的なA5を、
更に装甲貫徹力と砲口初速の増大を図り、
長砲身タイプの120mm滑腔砲に
換装したのがA6タイプです。
レオパルト2A7は、
2A6Mに、
2PSO(※1)の改修内容をプラスした
近代化改修型です。
重量が67.5トンに増加しており、
足回りが強化されています。
他にもIFIS統合指揮情報システム、
モジュラー装甲、
非装甲目標用のHE-FRAG破片榴弾DM11
を導入しています。
KMW社製のFLW200 RWSを省略した
価格低減版がドイツ本国で採用。
ドイツ連邦軍は、
保有中のA6仕様全車を
A7仕様へ改修したいとする
要望を示しています。
※1:
国際平和活動における
市街戦への対応を目的として
設計された型式。
"Peace Support Operations"の略。
タコム1/72の新製品は、
戦車運搬車とレオパルト2A7のセットです。
両方ともミニスケでは、
初のインジェクションキットです。
※レオパルト2は、
A7としてはミニスケール初。
パーツ構成は細かく、
クリアパーツとエッチングパーツも
付いており、
ミニスケとは思えない程の再現度です。
運搬車のタイヤ類は軟質樹脂製で、
別パーツ化されています。
当初は、
レオパルト2A7 狙いで
購入しましたが、
運搬車も良く出来ており、
使い道を色々考えてしまうほど。
タコムは、
1/72では、
「戦車運搬車+車輛」の図式で、
マスターピース的な流れを
作っているようにも思え、
今後の商品展開も楽しみです。
続く。