今回は、
新製品です。
IBG 1/72
スキャンメル パイオニア SV/2S
レッカー重トラクター です。
“ Scammell Pioneer SV/2S
Heavy Breakdown Tractor ”
スキャンメル パイオニアは、
1920年代にイギリスのスキャンメルで開発され、
第2次大戦時のイギリス軍で、
重砲牽引車、軍用回収車、戦車運搬車として
運用された、
6×4輪駆動のトラクタートラックです。
1936年から、
イギリス陸軍は、
回収車型のパイオニアの導入を始めました。
最初に配備された43両は、
3トンのクレーンとレッカー設備を備えた
パイオニア SV/1S、及び、
パイオニア SV/1Tでした。
これらの車輛も重砲牽引車型と同様、
1940年6月のフランスにおける
イギリス海外派遣軍の大規模撤退作戦の際に、
その多くが失われました。
改良型のパイオニア SV/2Sは、
クレーンの吊り上げ高さが、
より高くなるよう改修されており、
1938年から大戦中を通じて生産され、
1,975両が生産、運用されました。
これらのパイオニアの装備には、
不整地踏破能力を高める為、
後部の2輪に装着可能な取り外し式の
履帯(キャタピラ)も含まれていました。
回収車型のパイオニアは、
一部の陸軍部隊では、
1980年代まで運用が続けられていました。
キットは、
IBGの新シリーズです。
パーツは見た感じシャープで、
シャシーや足回りなどに、
異常な執着を感じます(笑)
スキャンメル パイオニアは、
古くは、
AIRFIXの戦車運搬型がありましたが、
このトラクターを使った改造を、
たまに見ることができました。
この回収型も、
昔スクラッチしたことがありますが、
その当時は資料も無く、
何となくレッカーに見えた程度でした。
こういう車輛も、
イイですね。
続く。