今回は、
赤箱です。
ESCI 1/72
Ⅰ号4.7cm対戦車自走砲 です。
“ PANZER JAEGER Ⅰ ”
Ⅰ号対戦車自走砲は、
Ⅰ号戦車B型を改造して造られた、
第2次大戦中のドイツ軍での、
初の対戦車自走砲でした。
搭載されたチェコスロバキアの、
シュコダ社製M1938対戦車砲は、
当時のドイツ軍の主力対戦車砲である
ラインメタル社製の3.7cm PaK36よりも、
優れた装甲貫通力を発揮しました。
後に、
様々な改造自走砲を手がけることとなる
アルケット社の設計で、
ダイムラー・ベンツ社と
ビューシンクNAG社により
改造部品が制作され、
1940年5月までに前期生産型132輌が完成、
クルップ社により新たな改造用部品
(前期型より戦闘室の装甲板が
後方に回り込む形になり、総面積が大きい)
が70輌分制作されシュコダ社に送られ、
後期生産型として完成しました。
Ⅰ号対戦車自走砲はこれ以降、
既存の戦車車体を流用した自走砲開発の、
基準となった先駆者滴車輌でした。
旧エッシー(ESCI) 、
1/72のⅠ号戦車シリーズは、
通常の戦車型、指揮車型、
そしてこの自走砲型の
3種類ありました。
約40年以上前には、
既にキットが存在してたのですから、
改めて、スゴいと思います。
デキの方は、
3車種共通の車体としていますので、
このⅠ号対戦車自走砲に限っては、
オープントップの自走砲なのに、
車体内部の再現が全くありません。
そんなに見えないだろう、
とも思われますが、
後発であるフジミ1/76の
Ⅰ号4.7cm対戦車自走砲では、
車体内部が一部再現されており、
こちらの方が好感が持てます。
しかし、
共通した車体で、
バリエーションを揃えるなら、
昔はエッシーでした。
現在はイタレリから
リリースされていますが、
中々の入手難でしょうか。
続く。