今回は、
旧軍戦車の新製品です。
IBG 1/72
三式中戦車長砲身型 チヌ改 です。
“ TYPE3 CHI-NU KAI LongBarreled ”
太平洋戦争が中盤に入いる頃、
アメリカ軍はM4中戦車を投入、
日本軍が装備していた
九七式中戦車では全く歯が立たず、
更には47mm砲を装備した
九七式中戦車改でも対抗できませんでした。
帝国陸軍では、
九七式中戦車の後継車輌として
一式中戦車を開発していましたが、
航空機、艦艇の開発が優先された日本では
戦車は副次的なものとなっており、
量産化は遅れ、生産が開始されたのは
1944年の春となってしまいます。
この一式中戦車は、
実質的に九七式中戦車を改良した程度で、
出現時から
M4中戦車に対抗できないのは明らかでした。
1944年5月、
従来の歩兵戦闘を前提とした方針を変更し、
対戦車戦闘を重視した
四式中戦車の開発を開始しますが、
戦力化に時間が必要なことから
既存の一式中戦車をベースとした
火力増強型として三式中戦車の開発も
同時期に始まります。
この三式中戦車の開発は、
戦況の逼迫から急ピッチで行われ、
1944年10月に試作車が完成し、
直ちに量産が開始されました。
三式中戦車は、
一式中戦車の車体をベースとして、
ターレットリングを拡大、
大型の砲塔を搭載したもので、
その主砲には90式75mm野砲を車載型とした
3式75mm戦車砲2型が装備されています。
この3式75mm戦車砲2型は、
従来の47mm砲と比べ、
破格の威力を誇りましたが、
それでもM4中戦車との正面戦闘は厳しく、
基本的には側面などの装甲の弱い箇所に
攻撃を加えるものとなっていました。
三式中戦車は、
終戦時までに200両余りが生産、
帝国陸軍が装備した戦車としては
当時最強の存在であり、
本土決戦用の切り札として、
九州及び関東方面に配備されました。
そして三式中戦車には
更なる改良型が予定されていました。
四式中戦車の開発と配備には、
相当に時間がかかる見込みであった為、
従来のラインにある三式中戦車を改良し、
連合軍戦車との性能差を縮める事を目的とし、
四式中戦車や五式中戦車等に搭載された
5式75mm戦車砲
(原型は4式75mm高射砲)を搭載し、
攻撃力を更に強化、
また溶接を多用する事で車体強度、
更に、装甲強化も予定されていました。
211号車以後に、
この要目で生産される予定でしたが、
その前に終戦を迎えた為、
生産には間に合いませんでした。
IBGの新作は、
三式中戦車長砲身型です。
IBGは、
1/72で日本のメーカーでも、
恐らく出さないようなアイテムを、
積極的にリリースしていますが、
まさかコレまで出るとは…(^^)
内容は、
足回りをスライド型でパーツ化しており、
履帯のディテールも再現しています。
また、排気管カバーなどに、
エッチングパーツが用意されています。
戦車兵も2体付いており、
情景の幅も広がります。
三式中戦車も、
レジンキットで数種類持っていますが、
やはりインジェクションで、
手軽に作れる方がイイですね。
続く。

