今回は、
火炎放射戦車です。
S-Model 1/72
L3/33火炎放射戦車 です。
“ L3/33 Lf Flame Tank & Trailer ”
L3/CV33軽戦車は、
戦間期にイタリアで開発され、
第2次大戦まで使用された豆戦車です。
各型式を合わせ、
2,000輌から2,500輌が生産され、
第2次大戦突入時、
イタリア軍が最も多く装備する
装甲戦闘車輌でした。
イギリス製のカルデン・ロイド豆戦車の
独自発展型で、
当初CV33(快速戦車33年型)として採用され、
その後改良型のCV35、CV38などが
作られました。
1938年、
イタリア陸軍の車輌分類名称変更により、
それぞれL3/33、L3/35、L3/38と
改称されることになりました。
※L3は3トン級の軽戦車を指します。
L3 Lf(L3火炎放射戦車)は、
L3/33、L3/35をベースに、
通常型の機銃を撤去し、
ここに火炎放射器を装備した火炎放射戦車。
Lfは「Lancia fiamme(火炎放射器)」の意。
火炎放射戦車としては、
最も初期のものとされます。
小型の車輌の為、
車内に、
放射用燃料や放射用圧縮ガスは収容できず、
車体後部に専用の装甲トレーラー
(燃料500Lと圧縮ガスを収容)を牽引、
2本のホースで燃料・ガスを供給しました。
以前、当ブログ内で、
SモデルのL3/33軽戦車(CV33)を
紹介させて戴いておりますが、
そのバリエーションキットになります。
パーツ構成は極力簡略化され、
嬉しい2台入りです。
この火炎放射型は、
個人的にCV33シリーズでは、
一番欲しいアイテムでしたが、
こんなものまでインジェクションで出るとは。
CV33も、
インジェクションキットが出る前は、
レジンキットやメタルキットを購入、
その前は、
スクラッチにも挑戦していました。
今では買えば済む、
イイ時代です。
続く。