「楽しかったです」は間違っている。「楽しゅうございました」が正しい。「です」は「だ」に置き換えられないから。大人になると「楽しかったです」が「楽しかったっす」になるのかな。私、バンバン「楽しかったです」使っているなー。子供っぽいといえばそうだし、間違っているんじゃこれから使えないな。楽しゅうございました。なんとなく恥ずかしくて使ったことないな。文法は学び直したいわ~。

 春真っ盛りな時期かなということで、漫遊前のスピッツの曲は「春の歌」。(私事)うちの近所の桜も満開になりました。

 

 今日は「ジュディ シルで漫遊記」。

 

 1曲目:「ジーザス・ワズ・ア・クロス・メイカー」。グラハムナッシュさんのプロデュース。ラジオのエアプレー用にシングルカットもされた曲。ジュディシルさんの存在を知ったのは割と最近。草野さんはブラフマンがカバーしているのを聴いて「この曲ブラフマンっぽくないな」と思って調べたのがきっかけ。ジュディシルさんっていうのがわかってタワーレコードでアルバムを2枚購入。心が疲れたときに聴くとめちゃめちゃ心に沁みる。

 

 プロフィール。1944年アメリカロサンゼルス郊外の穏やかな町。スタジオシティで誕生。お父さんがバーを経営。そこのピアノで音楽に触れることも多かった。お父さんが8歳の時に他界。そのあと辛い人生。どんどんぐれてしまう。少年院で教会で教会音楽と出会ってミュージシャンを目指す。

 

 2曲目:「レイディ・オー」タートルズに提供するために作った曲のセルフカバー。

 

 リアルタイムではそんなに売れなくてその後忘れられた存在だったのが今世紀に入って再評価という話になっているけど、ミュージックライフの当時の女性シンガーのランキングに入っていた。当時大人気だったのはキャロルキングさんやジョニーミッシェルさんのソウルミュージックやジャズの要素が無くてどちらかというとバッハとか教会音楽の影響が強いのでおしゃれな要素が無くて、童謡を聴いているような童心に帰って聴けるようなところが今のニーズに合っているのかな。

 

 3曲目:「クレヨン・エンジェルス」可愛い曲。

 

 ファーストアルバムは捨て曲なしで全曲オンエアしたい。

 

 4曲目:「アーケタイプル・マン」曲の出だしはカントリーミュージックっぽんだけど、途中讃美歌というかミサ曲っぽくなる。バッハの影響かな。途中から草野さん的には、この曲がジュディさんの持ち味が出てるなと思う。

 

 歌詞の世界は抽象的で宗教っぽくもありキリスト教の世界が反映されていたりもする。それでいてラブソングにも思えたり、聴き天尾想像の世界を狭めない感じ。ファーストアルバム傑作なんだけどセカンドアルバムも凄くいい。

 

 5曲目:「The Kiss」和訳も見てみた。

 

曲を聴いた方の中にはカーペンターズっぽいという感想の方もいるけど、草野さんは全然違うんだけどなと思う。カーペンターズに填まったことがないので偉そうなことは言えないんだけど、ジュディシルさんは暗さとか素朴さが強い。カーペンターズは洗練されている気がする。ジュディさんは童謡っぽい感じとかイノセンスとかって勝手に出ている気がするんだけど、カーペンターズは意識的に出している感じがする。草野さんの感想です。

 

 6曲目:「The Living End」オリジナルアルバムは2枚だけど、リリースできなかった幻の3rdアルバムがありましてでも音源をジムオルークさんがミックス。楽曲素晴らしい。デモ音源が味わい深い。草野さんは、この曲をめちゃめちゃ聴いている曲。プレイリスト再生回数2位。

 

交通事故や薬物中毒。その後みんなに知られないまま他界。音楽自体も80年代、90年代には忘れられてしまっていた。2000年代になって再評価。御健在だったらどんな音楽を聴かせてくれていたのかなと想像してしまう。

 

APOGEE(アポジー)の「夜間飛行」初めて聴いた。ギターの音がいい感じ。
 

 ジュディシルさんが長い間忘れられそうになっていたのがびっくり。埋もれたままにならなくてよかった。またかけたい。

来週のロック大陸漫遊記は「邦楽ロックのの好きなジャケットで漫遊記!」。「トパランキョフテ」食べてみたーい。