春真っ盛り。今日はブルースロックで漫遊。ロックミュージックのルーツ。ほんまもんのブルースに影響を受けている曲。草野さんはあまりブルースロックは得意じゃないそうだけど、ロックを語るには避けて通れない道ということで漫遊です。漫遊前のスピッツの曲。「ドルフィン・ラヴ」。ブルースロックっぽくないけど、コード進行がブルースロック。

 

 1曲目:ジョン・メイオール&ザ・ブルースブレイカーズ with 「エリオール・ユア・ラヴ」。ブルースロックというとまずはこの人が浮かぶ。ジョン・メイオールさん。ブルースってなあに?アメリカの黒人の間で歌われていた音楽。労働化や霊歌。ロバート・ジョンソンさんもブルース初期のシンガー。アメリカ各地に広がって、60年代にはイギリスでも話題になった。魂を揺さぶる感じが若者の魂を揺さぶられていたんじゃないかな。草野さんがロックを聴き始めたころは、子供が聴くにはちょっと退屈に感じた。

 

 2曲目:Fleetwood Macさんの「My Heart Beat Like a Hammer」。邦題「高鳴る鼓動」。ポップのイメージが強いけど、昔はコテコテのブルースロックだった。かっこいい音だな~。やばかっこいい~。私が今これいいな~って思うのは、おばさんになったってことかな?歌い方もいいし、声もいいな。

 

 3曲目:クリームの「ストレンジ・ブルー」。エリック・クラプトンさん。「ヘイ・ローディーママ」を下敷きに作られた。草野さんが中学生の頃、古いロックに填まり始めの頃、ハードロックやサイケな曲をイメージしながら買ったんだけど、ブルースっぽくってがっかりした。クリームの曲もおじさんの曲って感じだった。聴き始めの頃、ブルースは飛ばして聴いていた。ギターを始めてからは、ブルースの方がコピーして楽しい。リフがこんな感じ。(草野さんのリフ聴けました~。)ペンタトニックスケールを試すのにブルースロックは最適でした。中学生でこの曲をコピーしていたら渋くてめちゃくちゃかっこいいって中学生の私は多分填まっちゃってただろうな~。

 

 4曲目:Freeの「I'm a Mover」。草野さんは中学生の頃は、フリーの曲もブルースっぽくない曲の方が好きだった。ポール・ロジャースさんの歌はブルースでこそ威力を発揮するのかなと最近は思う。あと、歌がブルースとハードロックの中間くらいの曲。

 

 ブルースロックって魂の声を具現化した音楽当時の若者が欲していたエモーショナルなものに影響を受けた。

 

 5曲目:Canned Heatの「Same All Over」。1969年。ピアノの音がいい感じで入っている。

 

 ブルースというとミュージシャンとか音楽業界の方の結婚式に行くとブルースセッションが始まって、退屈だった。延々と続くブルースセッションを聴くだけというのは確かに退屈かもしれない。弾いている方は気持ちがいいというのもわかる。今だとお酒が入って楽しく聴けると思う。

 

 6曲目:Chicken Shackの「Baby's Got Me Crying」。ホーンセクションも入っていてゴージャスな曲。

 

10代の頃はブルースロックは苦手だった。ギターを始めたころのギター入門書の練習曲がブルースロックだった。ギターの入り口がブルースロック。今も手癖になっているのがブルースロック。

 

 7曲目:Johnny Winterの「Rock Me Baby」。ハデハデに弾いている。これくらい弾けたら気持ちいいだろうな~。ジョニーさん弾きまくっている。

 

ちょっぴりタイムマシーンは、上田正樹とサウス・トゥ・サウスの「むかでの錦三」。日本のブルースロックというと、武田さんや憂歌団が浮かぶ。むかでの錦三は、シティーポップ風味もあって今聴くとかっこよさマシマシ。1975年のライブ音源。ロックミュージックとしてもクオリティが高い。演奏がうまい。「悲しい色やね」の方だー。

 

 ローリングストーンズやレッドツェッペリンやジミヘンなどもブルースロックの曲が多い。70年代の曲もブルースロックの影響を受けている。あと、演歌の○○ブルースはガラパゴス的進化を遂げた音楽なので、黒人のブルースとはかけ離れている。

 

 来週は、カントリーミュージックとバッハをミックスしたような曲、「ジュディ シル」で漫遊記!です。70年代の短い期間だけ活動。悲運のシンガーソングライター。今世紀に入って注目されだした。

 

 今日も楽しく漫遊しました。千里の道も一歩から。私もブルースロックを理解して弾けるようになりたーい。