今日は「JAPAN」で漫遊記!JAPANはバンド名です。漫遊前のスピッツの曲「未来未来」。先日、朝倉さやさんがライブを見に来てくれて、どうせだったら生で参加してもらいたかったなと思いました。

 

 1曲目:「アンコンヴェンショナル」。邦題「怪しい絆」。草野さんが洋楽を聴き始めたころにベストテンに入っていた曲です。草野さんがロックを聴き始めたころはラジオしか情報が無かったので、「JAPAN」がバンド名なのか、「怪しい絆」がバンド名なのかわからなかった。バンド名が怪しい絆もかっこいい。ギターリフがシンプルなんだけどクセになる。1970年代初頭、ロンドンの南の方の15歳の男子高校生のお兄さんと1歳下の弟とお兄さんのお友達を誘って作った。最初はバンド名が無かったけど、リードギターとキーボードが入って本格的にプロを目指して活動し始めた。サイモンベルさんとマネジメント契約をして1978年にドイツのハンザからデビュー。「JAPAN」の名前の由来は特に意味はない。響きでつけた。日本のロック専門誌「ミュージックライフ」のプッシュなどもあって、見た目がきれいでアイドル性があった。兄弟が美形。男性が化粧をするバンド。昔は毛嫌いされている感じで、そこもよかった。

 

 2曲目:草野さんが唯一持っていたアルバム。「果てしなき反抗」から「Adolescent Sex」。初期のジャパンの曲はデビッドボウイとかロキシーミュージックの路線。ファンキーなんだけど退廃的なロックサウンド。こういう感じなのは2ndまで。草野さんがちゃんと聴いていたのも2ndまでかな。俯瞰で見ることができるようになった。まだロックっぽかった頃の曲。

 

 3曲目:邦題「孤独な安らぎ」。デビッドボウイにちょっと似ている。声が。歌い方とか。

 4曲目:「クワイエット・ライフ」。1979年の曲。より売れ線を狙ったのか。この辺はディスコミュージックな感じになっている。日本で人気が高かったけど、世界的にも認知されてきたのは、ディスコサウンドになってきたから。ダンサブルになっても退廃的な雰囲気は変わらない。これはボーカルの持ち味。この頃から段々ギターの出番が減ってきちゃって最後はギタリストが辞めちゃう。

 

 東京都の方。いつも学びのあるラジオをありがとうございます。こちらこそ~。「お洋服の毛玉はどのようにメンテしていますか?」草野さんは毛玉は放置。毛玉は白髪と一緒で白髪は抜くと毛量が減ってしまうから本体がなくなっちゃうような気がするから、毛玉をどんどんとっていくと本体がスカスカになっちゃうと思うから、ねじ込む。どうしても気になるものはとるけど、毛玉自体にも保温効果があると思うから、取らないです。できるだけ毛玉は資源としてそっとしておきたい。

 

 日本とゆかりの強いバンド。本国では無名のバンドだったけど、いきなり日本で武道館公演をしたり。日本のミュージシャンとの繋がりもあり、坂本龍一さんとJAPANがコラボしていた頃に、娘さんはJAPANのメンバーに可愛がってもらっていた。(坂本美雨さん)

 

 5曲目:「Taking Islands In Africa 」(2003 Remaster)坂本龍一さんが参加されているナンバー。シンセサイザーが目立つ。浮遊感があって面白い曲。坂本龍一さんが曲作りにも参加されている。

 

 6曲目:ラストアルバム「ティンドラム」から「Visions of China (2003 Remaster)」。ロックの枠ではとらわれない。全体的にオリエンタリズム。東洋フレーバー。アレンジが面白い。JAPANという名前のイギリスのバンドが中国のことを歌っているっていうのも興味深い。個人的には初期のギターロックのファンキーな感じが好きだったので、当時リアルタイムで聴いた時には良さがわからなかったけど、今聴くと面白い。(私の声:チャイナっぽい。デビッドボウイの「チャイナガール」も思い出しちゃった。YMOも中国女という曲があったな~。デビッドボウイが聴きたくなり寄り道中!)

 

ちょっぴりタイムマシーン 一風堂の「もっとリアルに」。つちやまさみさんは、三輪さんもお世話になっている日本を代表するギタリスト。つちやさんはジャパンのツアーに参加したことがある。ラーメンチェーンの一風堂の社長さんがファンだった。それで名前を一風堂にしたそうです。草野さんは東京でとんこつラーメンが食べたいときは一風堂さんにお世話になっています。「すみれセプテンバーラブ」が有名だけど、もっと初期のデビューシングルを聴いていただきます。面白い歌詞だな。黒く塗られたあそこって「目」だよね?そういえば、昔のニュースは悪いことした人の顔が眼だけ隠して映されてた。イラつくという歌詞が確かに違和感はあったなと納得。最近は目を隠さなくなったのかな。顔を映さなくなった?

 

 JAPANのベーシストの方(ミックカーンさん)はアートの方でも結構才能を発揮されている。フレットレスベースという楽器があるということも知った。キーボード(リチャードバルビエリさん)の方は「ポークパインキュリー」というモダンプログレッシブのバンドで活躍されている。すごくかっこいい。

 

 来週は「シタール」で漫遊記!インドの民族楽器。ロックとかポップスで凄く使われている楽器。インドっぽくない使われ方をしている。

 

 坂本龍一さんの曲の感じと似ていたので、その時代に売れていた曲調なのかなと思った。テンポも速すぎず、少しコミカルな感じもするし、けだるさもめちゃくちゃ重いわけではなく、浮遊する感じで面白かった。

 

 来週も楽しみでーす。シタールって名前のカレー屋さんがあったよな~。インドカレー屋さんだったんだな今考えると。そうかも。

 

 ス箱の草野さんの話の中に出てきた「白い炎」の大サビのところの「ヒーヨーヒーヨー」のところを聴いてきました。シンセサイザーの音だったんだ~。「JAPAN」のトランスミッションも聴いてきた。本当だ!「ヒーヨーヒーヨー」してる。「ピコピコ」も面白い。ダバダバダーもいい。

 

 明日は刺丸スタジオ練習日。バーニー君を連れて行こう。明日は「スターゲイザー」と「三日月ロックその3」を弾けるようになる鯛。