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紅い牙4 タロン・闇に舞うタカ
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おすすめ: ★★★★ (昔読んだ覚えのある方に)
前レビュー: 紅い牙2 鳥たちの午後
大昔に集めていた「紅い牙シリーズ」。
今やたった二冊しか手元になく、ちびちび再収集する事にしました。
ほんとは紙の本がよかったんですが、お手軽購入はやっぱ電子なのよね。
てなわけで、今後このシリーズは電子で補完かな~。
さーてどれからいこうかな?と考えて、好きな短編『樹氷館』が収録されてるコレをまず買いました。
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●ネタバレあり↓
『紅い牙4 タロン・闇に舞うタカ』
このシリーズは、古代超人類の血を持つ超能力少女・小松崎蘭と、世界征服を目論む闇の組織・タロンとの壮絶な闘いがテーマ。
ランにはワタルという同行者がいます。
ワタルは孤児で、タロンが原因で瀕死になり、その時にランから輸血を受けて超能力者になってしまった子どもです。
私 このシリーズで一番好きなキャラクターはランの恋人・バードなんですけど・・・。
ぶっちゃけ彼は前々作でめちゃめちゃかっこよく死んだキャラなのですよ。
しかしこの『闇に舞うタカ』でサイボーグとなって再登場するの!
で、再びかっこよく死ぬの!!
そこまではいいんですよー。
けど、先々にまたまた復活があるんですよね。
それ誰得でもなかった覚えがあるのよねー確か
ランにも読者にも。
まあ 今後再読しながらバードの事をじっくり考えていこう。。。
え~、『闇に舞うタカ』の初出は1978年の別マです。
再読して思った。
こんなにSF臭してたんだね、この漫画って。
タロンの最高幹部・サグがどっから見ても異星人だし。
タロンのタンカー内部がスターウォーズばりで今にも飛べそうだし(笑)
なんか忘れてた事多くて新鮮だったわー。
ランの血の謎を解くため実験台になったタロン被験者の暴走とか。
それによるコンピュータ破壊でバードが意思を取り戻すとか。
ランたちを救うために自ら犠牲になるバードとか。
とってもベタだけどそれがいいのよ~。
柴田さんのこの頃の絵柄でベタな超能力物!!
サイコーーー
それから70年代ってカンジの哀愁たっぷりのエンドがたまんなかった。
ランとワタルは超能力を知られてしまった事を理由に孤児院を去るの。
ランは再びバードを失い、ワタルはまた友達を失う。
夜の海岸をあてどなく歩く二人。
どこにも安息の地がない二人。
いいのよ~~。
『Gパン社長メイ』
意外にも次にこれが楽しめたのよね。
事故で入院した化粧品会社社長の父親から会社を引き継いだじゃじゃ馬お嬢さんのお話。
バイクやスカイダイビングでの危険なシーンがなかなかよいの。
それから 側近の二人の男のうち一人が裏切り者なんだけど、これまたベタだけどおもしろいのよねー。
もう一方とくっつくのもベタ!
やっぱ昔の漫画はベタでナンボか?笑
『クレオパトラ危機一髪』
これは豪華客船が舞台のパニック物
やっぱしおてんば娘が主人公でアクション満載。
『樹氷館』
これずっと読みたかったのよねーっ。
数年毎に若者の臓器を移植し直しながら生き続ける少女のお話。
知らず集められた男女の中で生き残れるのは誰か?みたいなね。
イメージ的には聖飢魔IIの『蝋人形の館』です。
やっぱおもしろかったわ~。
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ほんとこの頃の柴田さんの絵柄、好きだな!
ですがこの後どんどん好みから外れてしまうのが残念なのです・・・。
まあ とりあえず懐かしくって大満足でした