猫が箱の中  雁須磨子 | 世界の隅っこで読書するパンダ

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妄想体質ゆえ、あらぬことを口走ってます。。。

猫が箱の中 (ミリオンコミックス CRAFT SERIES 35)/大洋図書
¥648
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あらすじ:


ちょっと気弱な高校生・松井和雄は、通学途中に捨て猫入りの段ボール箱を見つける。そこで、無愛想でとっつきにくい小学生の北原君と運命(!?)の出逢いを果たす。
なぜか北原君が気になって仕方ない和雄。この胸きゅんはいったい何なのか・・・・!?


おすすめ: 星星星星





雁須磨子さん、ほんとにいいですよね~。

もーこの方の物なら何でも読みたいです!

少女系でも青年系でもBL系でも。


とりあえず手にとってみたこれ!


すんごいよかったーーー(ノ´▽`)ノ 音譜


(雁さん5冊目くらいかな。まだハズしたことないわっ!)



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





久々に人物紹介など。



松井和雄・・・・・高2。地味顔で隙だらけ汗母と再婚相手との3人暮らし。


北原信光(ノブ)・・・・・小5。猫好き。性格見た目ともに男前な児童。


朝尾先輩・・・・・高3。隠す気なしのゲイ。残念なイケメン。ぼんやりな和雄にロックオンサーチ


マイケル・・・・・高2。和雄のクラスメイト。体長2mな日本育ちのアメリカ人。




なんだ。

なんなんだ。

この不思議なおもしろさは。


バカな和雄を狙う先輩とか。


バカな和雄をリードするノブとか。


バカな和雄になんだかんだずっと関わってるマイケルとか――


要するに、和雄がバカでおもしろいの爆弾



バカな子ほどかわいいもんで、和雄のヌケサク加減がたまらなくかわいい!!


まず、小学男子に恋をしたりする。

しかもそのことになかなか気付かない。


更に、オープンゲイな先輩に狙われたりする。

当然気付かない。

だから結構色々されてる。

それでもなかなか気付かない。


極めつけは、子どもをガイジン(マイケルね)で釣ろうとする。

とんでもない災厄をマイケルにもたらす。


ああ~~~バカな子ね!

ステキだわっ(°∀°)b キラキラ



登場人物たちの個性がほんとに光ってるんですよねー。


ノブは小学生なのに<俺様気質>がにじみ出ててかっこいいんですよ。

(高校生になったノブは予想通り<オラオラ系>でステキ恋の矢


先輩がまた最高にいい!

ノン気を誑かす策士なゲイなんですが、憎めない。

なんだろう?

先輩は悪くないって素直に思える。

だって先輩の張り巡らす網の目は粗いと思う。

だからそれに引っかかる和雄が悪い。


あ~やっぱ和雄バカ。

かわいい(笑)



このお話は「和雄とノブ」、「和雄と先輩」が同時進行するわけなんです。

そこにどっちとの付き合いも薄く知ってるマイケルが、和雄の聞き役として存在するの。

これが効いてるんですよねグッド!


彼がいなかったらきっと一味足りなかったね。

大事な薬味よ!うん。



最後の方、駆け足で先輩との日々がゆく。

そしてマイケルはちょっと老け、ノブはほぼ大人になった。

でも和雄は全く変わらなかった。

中身も外見も。


そんな和雄がまたかわいい。

(^ε^)ドキドキ



◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇





まだまだいっぱい読んでない本あるな~雁さん。


それがうれしい


しあわせダ




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